【注意報】麦類に赤かび病 県下全域でやや多発のおそれ 岐阜県2025年5月29日
岐阜県は、麦類に赤かび病が県下全域で5月下旬以降、やや多発のおそれがあるとして、5月16日に令和7年度病害虫発生予察注意報第1号を発表した。
岐阜県によると、5月6日以降、麦類赤かび病の発生好適日が頻繁に出現している(表1)。
名古屋地方気象台が5月8日に発表した1か月予報によると、気温が高く、降水量が多いと予測されており、今後も感染に好適な気象条件が続くと考えられる。過去3年間、赤かび病の発生量は平年に比べ高い状態が続いていることから、ほ場における本病原菌の密度は高いと予想される。
5月13日に実施した発病穂率の調査で、12ほ場のうち4ほ場で平年より高い値を確認した(表2)。
同所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
(1)開花始期(出穂期から7~10日後)とその10日後の2回、必ず防除を実施する。
(2)防除を実施する場合は、使用する薬剤の収穫前日数に注意する。
(3)系統の異なる剤によるローテーション散布に留意する。
(4)排水の悪いほ場で本病の発生が多くなるため、排水溝の点検・整備を行う。
(5)農薬の使用にあたっては、最新の登録内容「農薬登録情報提供システム」を確認し、適正に使用する。
重要な記事
最新の記事
-
全農 政府備蓄米 出荷済み12万t4000t超に 進度率62%2025年5月30日
-
備蓄米 2021年産8万t 中小小売対象に販売 30日から2025年5月30日
-
備蓄米 大手小売店に22万t売渡し 農水省2025年5月30日
-
衆院農水委で論戦 米価引き下げ一辺倒に危惧も 増産と補償「熟議の焦点」に2025年5月30日
-
衆院農水委での質疑から① 「米価下げる」それが政治が出すべきメッセージか 鈴木貴子議員(自民)2025年5月30日
-
衆院農水委での質疑から② 気合はわかるが「バナナの叩き売り」じゃない 野田佳彦・立憲民主党代表2025年5月30日
-
衆院農水委での質疑から③「米増産と所得補償」こそ市場へのメッセージ 玉木雄一郎・国民民主党代表2025年5月30日
-
衆院農水委での質疑から④備蓄米は広く行き渡るのか 前原誠司・日本維新の会共同代表2025年5月30日
-
衆院農水委での質疑から⑤ 随意契約での備蓄米放出、「出口」は 角田秀穂(公明)2025年5月30日
-
衆院農水委での質疑から⑥ 無理とされていた随意契約、一転可能になったのはなぜ やはた愛議員(れいわ新選組)2025年5月30日
-
月刊誌『家の光』創刊100周年 一世紀に見る「大衆」の夢 文芸アナリスト・大金義昭氏(1)2025年5月30日
-
月刊誌『家の光』創刊100周年 一世紀に見る「大衆」の夢 文芸アナリスト・大金義昭氏(2)2025年5月30日
-
令和7年度の秋肥 高度化成は3.3%値上げ JA全農2025年5月30日
-
【緊急寄稿・稲作農家の声】玄米60キロ2万円が"適正" 経費上昇、危うい「生命産業」2025年5月30日
-
【人事異動】農水省(5月26日付、27日付、30日付)2025年5月30日
-
「バイオスティミュラントの表示等に係るガイドライン」を公表 農水省2025年5月30日
-
基本計画 合理的価格形成など特集 白書を閣議決定2025年5月30日
-
JA全中の山野会長らが小泉農相を訪問 「消費者の米離れを防ぐ」ことは一致2025年5月30日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】「農協悪玉論」の真意2025年5月30日
-
(437)食と農の未来【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年5月30日