【注意報】野菜類にオオタバコガ 県内全域で多発のおそれ 徳島県2025年5月29日
徳島県立農林水産総合技術支援センターは、野菜類(特に夏秋ナス、雨よけトマト・ミニトマト、スイートコーン、オクラ)にオオタバコガが県内全域で多発のおそれがあるとして、5月15日に令和7年度病害虫発生予察注意報第1号を発表した。
徳島県によると、オオタバコガは県内に設置したフェロモントラップの定点(6地点)調査において、5月第1半旬から第2半旬における平均誘殺数が71.3頭となり、平年(12.8頭)の約5.6倍の発生となった(図1)。
高松地方気象台が5月8日に発表した1か月予報では、気温は平年より高く、降水量はほぼ平年並か多く、日照時間は平年並か少ないと予想され、やや発生助長的な気象条件となっている。
昨年度多発したことに加え、今冬(令和6年12月から令和7年2月)の降水量が少なかったことからオオタバコガの密度が高いと考えられる。今後、高温の影響で次世代虫の多発が予想され、被害多発が懸念される。
同所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
(提供:徳島県)
(1)被害部位(果実、花蕾)や剪定後の茎葉には卵や幼虫が付着している可能性があるため、圃場外に持ち出し、地中に深く埋める等適切に処分する(図2、3)。
(2)果実や茎、花蕾に食入した幼虫や発育が進んだ幼虫に対しては薬効が著しく低下するため、発生初期に薬剤防除を行う。薬剤防除は表1から4を参考に実施する。
(3)オオタバコガは作物の花蕾や生長点付近の新葉に1個ずつ産卵するため、寄生部位を注意深く観察してから防除する。
(4)今後の発生動向については、農林水産総合技術支援センターウェブページ内、病害虫防除所の各種データを参考にする。
(5)防除等の詳細については、徳島県植物防疫指針を参照するとともに、薬剤の使用に当たっては、必ず農薬ラベル記載事項を遵守する。
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