【注意報】かんきつに黒点病 県下全域で多発のおそれ 宮崎県2025年6月4日
宮崎県病害虫防除・肥料検査センターは、かんきつに黒点病が県下全域で多発のおそれがあるとして、6月2日に令和7年度病害虫発生予察注意報第1号を発表した。
宮崎県病害虫防除・肥料検査センターによると、5月中旬の巡回調査の結果、黒点病の発生面積率は25.0%(平年3.3%)、発病度は0.8(平年0.1)、発病葉率は4.0%(平年0.5%)で、いずれも平年比で多かった(図1、図2)。
鹿児島地方気象台が5月22日に発表した1か月予報によると向こう1か月の気温は平年並か高く、降水量は平年並か多く曇りや雨の日が多いと予想。発病に好適な条件が続くことが予想され、注意が必要。
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
(1)黒点病は糸状菌(Diaporthe citri)により葉、果実、枝に発生し、果実への感染時期は6~10月となる。
(2)特に果実は幼果~成熟期まで長期に渡って発病するため、防除適期を逸しないように連続して防除を行う。
(3)防除の目安は、薬剤散布後の積算降水量が250mmを超えた時点だが、降水量が少ない場合でも、薬剤散布の30日後には次の防除を実施する。
(4)同病は降雨によって発生が助長される。よって、降雨前の薬剤散布を徹底する。
(5)降雨が続き晴天がないような場合でも、雨間散布により防除効果が期待できるため防除適期を逃さないよう防除を行う。また、降雨がなく晴天が続く場合でも、本病の更なる被害拡大を防ぐために定期的に薬剤防除を行う。
(6)伝染源は保菌した枯れ枝なので、枯れ枝の剪定・除去(園外へ持ち出し)を行うとともに、肥培管理に注意し、樹勢の強化、枯れ枝の発生抑制に努める。
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】タケノコ園でキモンホソバノメイガの被害 府内で初めて確認 京都府2025年10月14日
-
【Jミルク9月牛乳動向】需給緩和で価格下げ傾向2025年10月14日
-
草刈り委託に自治体が補助 「時給1500円」担い手支援2025年10月14日
-
飼料用米作付け 前年比53%減 戦略作物 軒並み減2025年10月14日
-
米価 3週連続低下 4205円2025年10月14日
-
2つの収穫予想 需給を反映できるのはどっち?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年10月14日
-
農業遺産の次世代への継承を考えるシンポジウム開催 農水省2025年10月14日
-
「サステナウィーク」15日から 持続可能な消費のヒントが見つかる2週間 農水省2025年10月14日
-
賑わいを取り戻す地域のランドマークに 隈研吾氏設計の行徳支店新店舗で地鎮祭 JAいちかわ2025年10月14日
-
JA資材店舗CS甲子園 優勝はJAあおば「八尾営農経済センター」とJAながの「JAファームみゆき」 JA全農2025年10月14日
-
なめらかな食感と上品な甘み 鳥取県産柿「輝太郎フェア」15日から開催 JA全農2025年10月14日
-
インドで戦う卓球日本代表選手を「ニッポンの食」で応援 JA全農2025年10月14日
-
松阪牛など「三重の味自慢」約80商品 お得に販売中 JAタウン2025年10月14日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」鹿児島県で「マロンゴールド」を収穫 JAタウン2025年10月14日
-
SNS選挙に潜む政治の劣化【森島 賢・正義派の農政論】2025年10月14日
-
【今川直人・農協の核心】集団個性(アイデンテテイ-)としての社会貢献(2)2025年10月14日
-
「令和7年産 新米PR用POPデータ」無料配布を開始 アサヒパック2025年10月14日
-
「Rice or Die」賛同企業の第2弾を公開 お米消費拡大に向けた連携広がる アサヒパック2025年10月14日
-
腸内細菌由来ポリアミンの作用研究 免疫視点から評価「食品免疫産業賞」受賞 協同乳業2025年10月14日
-
米の成分分析計AN-830 新発売 ケツト科学研究所2025年10月14日