【注意報】ナス、トマト、キク等にオオタバコガ 県内全域で多発のおそれ 奈良県2025年6月4日
奈良県病害虫防除所は、ナス、トマト、キク等の野菜類・花き類にオオタバコガが県内全域で多発のおそれがあるとして、6月2日に令和7年度病害虫発生予察注意報第1号を発表した。

奈良県病害虫防除所によると、5月1半旬から性フェロモントラップへの多飛来が続いている(図)。5月中旬の巡回調査では、キクでの発生圃場率が20%(平年値2%※過去10年間)。また、イチゴでの発生も確認している。
5月20日に発表された近畿地方の3か月予報では、6~8月の気温は平年より高いと予想。平年よりも被害の初発が1か月以上早く、例年にない時期の発生で今後、野菜類・花き類での被害拡大が懸念される。
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
(1)オオタバコガは成虫が夜間に飛来し、新葉や蕾に1卵ずつ産みつける。ふ化幼虫は、新葉や蕾から食害を始め、発育が進むと果実(ナス、トマト)、結球部(レタス)、茎(トマト)、新芽(キク)や花蕾(キク、バラ)などに潜り込む。幼虫による食害が発生していないかよく観察して、初期防除に努めること。
(2)病害虫防除所で実施した薬剤感受性検定では、近年の感受性低下は確認されていない。発生が見られた場合は、表を参考にして防除薬剤を選択する。
(3)防除の前に、薬剤の登録内容をよく確認して使用する。
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