【注意報】ネギ、その他野菜・花き類にシロイチモジヨトウ 県下全域で多発のおそれ 富山県2025年7月3日
富山県農林水産総合技術センターは、ネギ、その他野菜・花き類にシロイチモジヨトウが県下全域で多発のおそれがあるとして、7月1日に令和7年度病害虫発生予察注意報第1号を発表した。
富山県農林水産総合技術センターによると、県内5か所に設置したフェロモントラップ調査において、5月6半旬~6月5半旬の累計誘殺数は、96.0頭(平年24.4頭)と平成12年の調査開始以来、最も多く確認された(図1)。
(提供:富山県農林水産総合技術センター農業研究所 病理昆虫課)
シロイチモジヨトウは、9月にかけて増加する傾向があるため、今後、被害の拡大が懸念される。新潟地方気象台によると、北陸地方の7~9月の気温は、平年より高いと予想。シロイチモジヨトウの活動が活発になると予測される。
同所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
(1)ほ場を見回り、卵塊や幼虫が付着した葉は、ほ場外へ持ち出し、処分する。
(2)ネギの葉身内や結球する葉菜類の内部に侵入した中~老齢幼虫は薬剤の効果が低くなるため、若齢期までに表を参考に薬剤防除を実施する。
(3)被害が散見される場合は、7日間隔を基本に薬剤散布を実施する。なお、薬剤抵抗性の発達を防ぐため、同一系統の薬剤使用は避け、ローテーション防除を実施する。
(4)交信かく乱剤を用いる場合は、薬剤散布後の発生密度が低下したタイミングで設置する。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 福島県2025年7月17日
-
ナガイモの産地間競争と国際化【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第349回2025年7月17日
-
相対取引価格横ばい 60kg2万7613円 取引数量3.5万t過去最小2025年7月16日
-
【第46回農協人文化賞】楽しい活動モットー 女性枠・高知県農協理事 川井由紀氏2025年7月16日
-
【第46回農協人文化賞】一途に農に寄り添い 特別賞・茨城県・ひたちなか農協元専務 先﨑千尋氏2025年7月16日
-
【第46回農協人文化賞】"農の文化"次世代に 特別賞・千葉県八街市長 北村新司氏2025年7月16日
-
国内初 畜産分野のカーボンクレジット発行 JA鹿児島県経済連とEARTHSTORY2025年7月16日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県下全域で多発のおそれ 岩手県2025年7月16日
-
【注意報】りんごに褐斑病 県中南部で多発のおそれ 岩手県2025年7月16日
-
米の「5次問屋」どこに? 流通のせいで高騰? 小泉農相とドン・キホーテの意見を検証2025年7月16日
-
人工衛星データで水稲収穫量予測 農水省が実証研究で事業者募集2025年7月16日
-
「財源が」は「罪源だ」【小松泰信・地方の眼力】2025年7月16日
-
飲用牛乳 コスト指標作成で合意 地域差も考慮 農水省2025年7月16日
-
【JA人事】JAさくらんぼひがしね(山形県)松浦洋二組合長を再任(5月20日)2025年7月16日
-
持続的な食料システム普及に貢献する産品を表彰「FOOD SHIFT セレクション」募集開始 農水省2025年7月16日
-
全農オフィシャルアンバサダー石川佳純さんに県産農畜産物を贈呈 JA全農いわて2025年7月16日
-
「夏休み親子で体感!みやぎ お米の学校 バスツアー」参加者を募集 JA全農みやぎが協賛2025年7月16日
-
令和7年産シャインマスカット・ピオーネ旬入り宣言式 生育遅れも品質は良好 JA全農おおいた2025年7月16日
-
2025いわて純情むすめ認定式を開催 JA全農いわて2025年7月16日
-
九州の主産地から出荷 みずみずしく柔らかい「夏のアスパラガスフェア」開催 JA全農2025年7月16日