【特殊報】ニラ栽培ほ場でニラフシダニ 県内で初めて発生 群馬県2026年2月25日
群馬県農業技術センターは、県内のニラ栽培ほ場でニラフシダニの発生を初めて確認。これを受けて、2月18日に令和7年度病害虫発生予察特殊報第3号を発表した。
群馬県農業技術センターによると、2025年10月に県西部地域の施設ニラほ場において、ニラの葉の表面に光沢を伴うざらついた症状(写真1)、葉の一部が湾曲する症状(写真2)、ダニの寄生を確認。被害や虫体の形態から、近年国内で発生が確認されたフシダニ科の一種である可能性が考えられたため、法政大学植物医科学研究センターへ同定を依頼したところ、ニラフシダニと同定された。
国内では、2023年9月に栃木県から国内で初めて同種に関する特殊報が発表。その後、同12月に高知県、2024年1月には熊本県から特殊報が発表されている。
ニラフシダニの成虫は体長約0.2mmで、白色から淡黄褐色のうじむし型。卵は白色半透明の球型。生態としてはフシダニ科Aceria属に属するが、既知の種とは外部形態と遺伝子(DNA)の塩基配列が一致しないため別種であり、詳しい生態は明らかになっていない。
被害の特徴として、同種は主に葉鞘部や葉の基部に寄生。被害部には水疱状の「こぶ」が形成され、葉の表面は光沢を伴うざらついた症状となる(写真1)。症状が進行すると、葉がねじれるように湾曲し、奇形化する(写真2)。
左から、写真1:ニラの葉の表面に光沢を伴うざらついた症状(赤丸部分)と
写真2:ニラの葉の湾曲症状(赤丸部分)(提供:群馬県農業技術センター)
同所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
(1)ニラフシダニは肉眼での確認が難しいため、ほ場内での被害株の早期発見に努める。
(2)同種に登録のある農薬を使用し、被害株を見つけたら早期に防除を実施する(表)。
表:ニラフシダニに登録のある殺虫剤(1月19日時点)
(3)被害株を除去する際は、抜き取った株をビニール袋等に詰めて一定期間密封し、腐敗させ、完全に殺虫してから埋却するなどして処分する。
(4)同種は、農機具等を介して他のほ場へ移動・拡散する恐れがある。作業後はほ場ごとに洗浄を徹底すること。
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