尿中カリウム量から野菜摂取量を推定 郵送尿検査へ導入で食生活改善に期待2026年3月19日
奈良女子大学と株式会社ヘルスケアシステムズは、農林水産省委託プロジェクト研究「健康寿命延伸に向けた食品・食生活実現プロジェクト」(代表機関:農研機構)に参画し、尿に排出されるカリウム量を測定することにより、手軽に野菜摂取量を評価できる技術を開発した。同技術は、郵送尿検査事業の新規サービスとして始まり、現代人に不足気味の野菜摂取量を見える化し、食生活の改善に役立つ。
検査サービスにおける結果表示(イメージ)
健康の維持・増進には主食、主菜、副菜等をバランスよく食べることが大切だが、実際には、自らの食事バランスを客観的に評価することは難かしい。特に野菜は1日の摂取目標350gに対して実際の摂取量は年々減少傾向にあり、現在は約260g(令和5年度国民健康栄養調査)に過ぎない。
野菜の摂取不足に気づき、必要に応じて食生活を改善するには、自らの野菜摂取の習慣を客観的に知ることが第一歩となる。
研究では、尿に排出されるカリウム量を測定することで手軽に野菜摂取量を評価できる技術を開発。ヘルスケアシステムズの郵送尿検査「シオチェック」に「自分の野菜摂取状況がわかる」サービスとして追加した。尿の採取には、出血、苦痛、感染リスクを伴わず、特別な機器を用いる必要がないため、健康に関心のある個人のほか、企業や自治体、健康保険組合など幅広い組織において、食生活改善の取組にご活用いただけることが期待される。
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