水素燃料電池搭載 環境にやさしい「電動ラジコン草刈り機」開発 ネクスティ エレクトロニクス2023年3月30日
豊田通商グループのエレクトロニクス商社、ネクスティ エレクトロニクスは、ユニックが製造販売する電動ラジコン草刈り機に、Spectronik Pte. Ltd.製の小型水素燃料電池を搭載し、技術サポートすることで長時間の駆動が可能な環境にやさしい電動ラジコン草刈り機を、2月に開発。今後、早期販売を目指す。
傾斜を走行しながら草を刈る様子
CO2を排出しない次世代のエネルギーとして水素に期待が集まる中、ネクスティ エレクトロニクスは2022年5月、小型水素燃料電池を製造するSpectronikと販売代理店契約を締結。比較的小型な電力アプリケーションで地上および水上車両、無人航空機、ロボット、電動ラジコン草刈り機などに、Spectronik製の水素燃料電池の搭載が可能なアプリケーションの開発に取り組んできた。
その中でも、長時間駆動に対して課題のある電動ラジコン草刈り機に着目し、ユニック、JFEコンテイナーと共に2021年より開発を進めてきた。
開発した電動ラジコン草刈り機
従来の電動ラジコン草刈り機は、リチウムイオンバッテリーを採用しているが、中山間地域など充電環境のない地域や、太陽光発電所・果樹園などの広範囲にわたるエリアでは、長時間の連続作業に対応できないという課題があった。
ネクスティ エレクトロニクスは、この課題を解決するため、従来のリチウムイオン電池と比べて長時間の駆動が可能となる、水素燃料電池を搭載した電動ラジコン草刈り機を開発。実証実験の段階では、2.8リットル 19.6Mpaの高圧水素容器を2個搭載した状況で稼働を確認しており、今後の量産化に向けては、6.8リットル 29.4Mpaの高圧水素容器を2個搭載することで、約8時間の連続作業能力が確保される。
ネクスティ エレクトロニクスは、政府が目標としてかかげる「2050年までにカーボンニュートラル実現」に向け、CO2排出量をおさえたエネルギーへの置き換えなどを通して、社会課題の解決につなげる。
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