【みどり戦略】プラスチックの使用低減に寄与 農業用紙ネットの普及拡大 横山製網2023年11月24日
横山製網（岡山県瀬戸内市）の事業が、農水省より「みどりの食料システム法に基づく基盤確立事業実施計画」として、11月22日に認定された。
グリーンネットでの栽培の様子と土中での生分解実験
同社の農業用紙ネット「グルーンネット」は植物紙からできた網のため、生分解性があり、キュウリなどの作物栽培において、化繊ネットの代替資材として化石資源由来のプラスチックの使用低減に寄与する。収穫後のつるとネットの分別を不要とし、土中へのすき込みを可能とすることで省力化にも貢献する。今回、みどり投資促進税制の対象機械に追加され、生産設備の強化、販売体制の構築、認知度の向上に取り組む。
計画の実施期間は、2023（令和5）年11月から2028（令和10）年8月。今回の認定を受けて、グリーンネットの生産能力の強化のため、製造に係る専用機械を整備（2024年1月に導入予定）する。また、販売担当者を増員するとともに、EC管理体制を強化し、展示会への参加や新聞広告等のメディアを活用したPR活動の実施による認知度向上に取り組む。
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