農業用ドローンの知見を物流分野に応用「経済安全保障重要技術育成プログラム」に採択 ナイルワークス2024年5月30日
ナイルワークスは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が推進する「経済安全保障重要技術育成プログラム/長距離物資輸送用無人航空機技術の開発・実証」に、同社を含む国内7機関のコンソーシアムで実施予定先として採択された。同社は、農業用ドローンの技術的知見を、物流分野に応用する。

人口減少に直面している上、多くの島嶼部を有し広い領土・領海を有する日本では、物流分野での省人化・効率化が喫緊の課題となっており、物資輸送ニーズを十分に満たす飛行距離とペイロード(積載重量)を両立した無人航空機が必要とされている。
「経済安全保障重要技術育成プログラム/長距離物資輸送用無人航空機技術の開発・実証」では、同社を含む国内7機関のコンソーシアムが実施予定先として採択され、「ハイブリッドVTOL機の技術開発と実証」を開始。30~50kg程度の物資を最大 1000km程度輸送できる、垂直離着陸可能な無人航空機技術の開発に取り組む。これにより、離島間や洋上インフラへの物資輸送、送電線・パイプライン等の広域インフラ設備の点検、海上や山岳地域等における要救助者の捜索、災害時の被害状況調査などで無人航空機が活躍する社会の実現を目指す。
ナイルワークスは、テクノロジーとアイデアで農業と食の可能性を追求し、様々な課題に対してソリューション提供している。同社が開発した農業用ドローンは、高精度なGNSS測位技術やそれらを組み合わせた制御技術を農業現場から直接頂いたニーズを踏まえ適用し、安定した自動飛行を実現した、農業に特化した産業用ドローン。同社は、これまで農業分野で培ってきたナイルワークスの飛行技術、制御技術、飛行評価の知見等を活かし、「ハイブリッドVTOL機の技術開発と実証」に協力する。
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