国産農業用ドローン「飛助」シリーズに大容量15Lタンク新モデル登場 マゼックス2024年12月6日
産業用ドローンの国内メーカー、マゼックスは、農業用ドローン飛助シリーズの新モデル「飛助15」の販売を開始する。
15Lの大容量タンクは簡単に脱着可能
「飛助15」は、前モデル「飛助DX」に比べ、タンク容量が9Lから15Lに増量。専用アプリケーションによる完全自動飛行機能も標準装備となった。飛助シリーズの特徴である飛行の安定性や、初心者の方でも扱いやすい操作性はそのままに、防水機能やスマートバッテリー対応など、様々な点でグレードアップしている。
タンク容量が15Lに増量したことで、果樹・野菜など大量散布が必要な作物にもより効率的に薬剤を散布できるようになった。また、タンク・機体の構造の見直すことで、より簡単に脱着が可能になった。
飛助15本体
「飛助15」の作業時間は、10アールあたり1分で、1つのバッテリーで合計1.5ヘクタールの散布が可能。散布幅も従来の1.5倍に広がったことで、現行モデル「DX23」であれば3往復必要な圃場も、「飛助15」なら2往復で散布完了。作業時間の短縮に繋がり、複数の圃場や広大な圃場に散布する場合はより効率的に散布可能となった。
また、Android OSを搭載したタッチ操作パネルで完全自動飛行を実現。アプリ上に表示される地図で散布エリアを指定することで、飛行経路が自動算出される。エリア内に障害物が存在する場合も、予め範囲を指定しておけば障害物を回避した飛行経路の作成も可能。
さらに、機体内部基盤を保護するキャノピーの素材を見直し、耐久性が向上し、経年劣化によるヒビ割れも軽減。また、タンク・バッテリー脱着がより簡単になり、あらゆる部分でユーザビリティが向上した。
また、シリーズ初の防水対応で機体に付着した薬剤を水で洗い流すことができるため使用後の手入れやメンテナンスも簡単になった。
◎商品概要
■飛助15 アドバンス
価格:137万5000円(税込)
■飛助15 プロ(粒剤散布装置あり)
価格:165万円(税込)
商品構成:機体本体、リモートID、高度・障害物レーダー、カメラ、送信機、粒剤散布装置(プロのみ)
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
アメリカ・バースト【小松泰信・地方の眼力】2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
農地マップやほ場管理に最適な後付け農機専用高機能ガイダンスシステムを販売 FAG2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日