飼料添加物メチオニン事業で伊藤忠商事と包括的販売提携 住友化学2025年2月28日
住友化学は2月27日、同社が愛媛工場で生産する飼料添加物メチオニンに関して4月以降、伊藤忠商事がその全量を販売する包括的な提携で合意したことを発表した。
メチオニンは、動物の体内で合成できない必須アミノ酸の一種。トウモロコシや大豆粕を主原料とする飼料では動物に必要なメチオニンが不足していることが多く、特に鶏や豚などの畜産動物向け飼料添加物として広く使われる。メチオニン市場は、足元年率4%程度で成長しており、引き続き同程度での伸びが期待されている。
住友化学と伊藤忠商事は、2017年4月以来、住友化学の原料から製品までの一貫生産による高いコスト競争力をもつメチオニン製造の強みと、伊藤忠商事の強いグローバルネットワークおよびサプライチェーン管理における豊富な歴史と経験を組み合わせることを目的にメチオニン事業で部分的に販売提携してきた。
今回の提携拡大は、両社のこれまでの枠組みをさらに発展。住友化学が生産するメチオニンの全量を伊藤忠商事経由で販売することで、世界70か国以上におよぶメチオニン販売網をさらに強化し、増加する世界での食肉需要に両社が"One Team"となって応えることを目的としている。
住友化学は、ロジスティクスや商流、交渉力に強みを持つ伊藤忠商事との連携により、事業の競争力強化を目指す。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(154)-改正食料・農業・農村基本法(40)-2025年8月9日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(71)【防除学習帖】第310回2025年8月9日
-
農薬の正しい使い方(44)【今さら聞けない営農情報】第310回2025年8月9日
-
JA全農が千葉県成田市でドローン実演会 KDDIと提携で農業用ドローン活用を加速2025年8月8日
-
【特殊報】トマト立枯病 県内で初めて確認 山口県2025年8月8日
-
【注意報】水稲の斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 山口県2025年8月8日
-
【注意報】ナシにハダニ類 県下全域で多発のおそれ 鳥取県2025年8月8日
-
【注意報】いねに斑点米カメムシ類 全域で多発のおそれ 山形県2025年8月8日
-
農水省幹部 需要見通し誤りを謝罪 自民部会2025年8月8日
-
トランプ関税で支援求める 自民党対策本部でJA全中2025年8月8日
-
(447)孤独担当大臣と「チャッピー」【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年8月8日
-
廃棄カキ殻を米・野菜・畜産飼料に再利用 万博で「里海のある未来」PR 瀬戸内かきがらアグリ推進協議会2025年8月8日
-
JAガソリンスタンド給油キャンペーン スマートウォッチや折り畳み自転車が当たる JA全農にいがた2025年8月8日
-
北海道上川の夏の恵み「JAグループかみかわフェア」開催 JA全農2025年8月8日
-
東京農大で「農作業事故体験VR」を活用 学生の安全意識向上と学びを支援 JA共済連2025年8月8日
-
2025年度JA営農指導実践熊本県大会開催 JA熊本中央会2025年8月8日
-
機能強化したピーマン収穫ロボット JA全農いわてに導入 AGRIST2025年8月8日
-
愛知県産メロン501玉 県内の全児童養護施設へ寄贈 JA愛知信連2025年8月8日
-
スマート農業体験イベントを開催 「農業WEEK」と連携 スマート農業イノベーション推進会議2025年8月8日
-
新米シーズンに向け新デザイン米袋3種を発売 アサヒパック2025年8月8日