タキイ種苗「2025年度 家庭菜園に関する調査」経験年数に関わらず人気は「トマト」2025年3月5日
タキイ種苗は、全国の20歳以上の男女600人を対象に、「2025年度野菜と家庭菜園に関する調査」を実施。家庭で野菜を育てる上での、経験年数による差に焦点を当てて考察した。
アンケートは1月中旬、全国の20~60代の男女で家庭菜園経験者を対象にインターネットで行われた。有効回答数は600サンプル。
同調査によると、家庭菜園の経験年数は、「1年未満(20.5%)」「1〜3年未満(31.3%)」の『初級者』が約半数。「3〜5年未満(20.3%)」の『中級者』が約20%、「5〜10年未満(11.8%)」と「10年以上(16.0%)」の『上級者』が約30%という割合。家庭菜園に取り組む月は、4〜9月の暖かい時期で7月が最多で、春夏にかけて家庭菜園に取り組む人が多く、初心者でもはじめやすい傾向にある。
育てたことがある野菜は「トマト(71.5%)」「きゅうり(45.8%)」「ピーマン(39.5%)」がトップ3。経験年数により育てた野菜のバリエーションに差はあるが、1位「トマト」は共通で、幅広い人に親しまれている野菜であることかわかった。
また、野菜を育てて良かったことは、「育てる喜びを知ることができた(39.8%)」が全体でダントツ1位。経験年数が上がるにつれて「新鮮で安全な野菜を食べられた」「庭の有効活用になった」など多様な項目に広がっている。
『初級者』と『中級者』に立ち塞がる「家庭菜園継続3年目の壁」
現在家庭菜園をしている人では継続意向が8割を越えるが、経験年数別では『初級者』から『中級者』に移行する3年目に継続の壁が見られる。
家庭菜園の課題では、 『上・中級者』で「虫・病気対策」「天候」など物理的な項目が平均より高く、『初級者』は「時間がない」が高い傾向。「育てる野菜選び」「情報の取得」が高い『中級者』は、上達するための課題に取り組む様子がうかがえた。
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
アメリカ・バースト【小松泰信・地方の眼力】2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
農地マップやほ場管理に最適な後付け農機専用高機能ガイダンスシステムを販売 FAG2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日