直進アシスト機能搭載 乗用全自動野菜移植機「PW200Rシリーズ」発売 ヤンマーアグリ2025年3月5日
ヤンマーアグリは4月1日、乗用全自動野菜移植機「PW200Rシリーズ」を発売。ICT技術を活用し、直進の自動化による農作業の高効率化・高精度化を実現する。
乗用全自動野菜移植機「PW200Rシリーズ」は、乗用型の野菜移植機において、ヤンマーアグリでは初めて直進アシスト機能を搭載した。オペレーターの作業負担を軽減するとともに、操作に不慣れでも簡単に高精度な植付けができる。メーカー希望小売価格、は368万円~456万6100円(税込
■「PW200Rシリーズ」主な特長
(1)誤差数cm精度のRTK直進アシスト機能(RTK直進アシスト搭載 G仕様)
RTK-GNSS方式の自動操舵システムを採用。事前に基準線の A 点・B 点を登録することで、基準線と平行に誤差2~3cmの高精度な作業を実現する。うねのないほ場でも、まっすぐ植付けられる。
直進走行の様子
さらに、直進アシストトラクターを使用してうね立てをした場合、トラクターの方位角を「PW200R」に入力することで、トラクターと同一の経路作業が可能。また、移植作業をした「PW200R」の方位角をトラクターに入力して、後工程の中耕作業等に利用することもでき、野菜作機械化一貫体系で作業の省力化・高精度化を実現する。
(2)植付速度・精度向上
最高植付速度が0.55m/sと、従来機に比べ約10%向上。また、速度の向上に合わせて植付部の構造を見直し、広い面積をより高精度に、効率よく植え付けられる。
(3)機体から降りずに操作できる9段階の「覆土圧調整レバー」
使用頻度の高い覆土圧調整レバーを、植付部後方に加え、運転席後方にも新たに設けた。運転席から降りずにレバー操作が可能になり、補助者がいない1人作業でも効率的に作業ができる。また調整段数が従来の5段階から9段階に増え、覆土量の細やかな調整が可能になった。
覆土圧調整レバー
(4)さまざまな栽培体系に適応
左右合計12枚の追加予備苗台を新たにオプション設定。予備苗台(24枚)+苗載台(4枚)で最大28枚の苗トレイが搭載でき、大規模ほ場でもトレイの補給回数を低減できる。
最大28枚搭載可能な予備苗台
また、植付条間は45~66cmに設定が可能。従来機より好評の、マルチうねやうね溝幅が狭いほ場で活躍する後輪幅90mmのRS仕様、中小玉の野菜移植に対応する株間23~80cmで調整可能な短株間仕様(S仕様)など、あらゆる栽培体系に対応する。
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