西濃運輸とのモーダルシフトでCO₂削減 第26回物流環境大賞「奨励賞」受賞 日本曹達2025年6月20日
日本曹達株式会社は、鉄道輸送の活用によるCO₂排出量の大幅削減が評価され、第26回物流環境大賞において「奨励賞」を受賞した。西濃運輸株式会社との協働により実現したモーダルシフトが、物流業界における環境配慮型輸送の一例として注目されている。
JR線で日本を縦断する日本曹達の貨物コンテナ
日本曹達は、一般社団法人日本物流団体連合会が主催する「第26回物流環境大賞」において、「奨励賞」を受賞したと発表した。今回の受賞は、同社が西濃運輸と共同で推進したモーダルシフトの取り組みが評価されたものである。
同社は、高岡工場(富山県)から横浜など各地への製品輸送において、従来のトラックによる貸切輸送から鉄道輸送へ切り替えるモーダルシフトを実施。この取り組みにより、2024年度のCO₂排出量は前年比472トン(約73%)の削減を達成した。さらに、トラック確保にかかる業務の省力化や、運賃の季節変動幅の縮小といった物流コストの安定化も実現したという。
「物流環境大賞」は、物流業界における環境保全の推進および意識向上を目的に、環境負荷の軽減や省エネルギー化、輸送効率向上に貢献した事業者を表彰する制度である。
日本曹達は、今後も「化学の力による価値創造」を軸に、社会課題の解決を図りながら、企業としての持続的成長を目指す姿勢を明らかにしている。
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