寒地ゆずでブランド化 宇都宮の「宮ゆず」が出荷開始2020年11月17日
栃木県宇都宮市の新里地区を中心に生産されている宇都宮市産の柚子「宮ゆず」の出荷が始まった。
宇都宮市のブランド農産物「宮ゆず」
日本には高知県など柚子の大きな産地がある中、北緯36度に位置する宇都宮市は、寒地ゆずの栽培地としてブランド化に取り組んでおり、暖かい地域で育つ柚子に比べ、香りが高いと言われる。
「宮ゆず」は地域性とストーリー性を持つ農産物として、うつのみや農産物ブランド推進協議会が「ブランド農産物」に認定。これは、JAうつのみや管内で生産されている農産物のうち、「豊富な生産量等により『農業王国うつのみや』のイメージに繋がるもの」「宇都宮ならではのもの」「特に高品質なもの」の3つの区別で選定され、「宮ゆず」は「宇都宮ならではのもの」として認定されている。
今年の初出荷は11月5日に行われ、東京築地の日本料理店「つきぢ田村」から田村隆氏を招いてともに収穫を行った。
宇都宮ゆず組合によると、「宮ゆず」の出荷最盛期は12月20日頃までで、同下旬まで出荷。生産量は20トンを予定しており、「道の駅うつのみやろまんちっく村」や生産者による軒先販売などで購入できる。
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