島根県産ブドウ「神紅」 未利用資源から副梢エキスに抗酸化とメラニン抑制効果を発見 ポーラ2022年12月14日
株式会社ポーラは、島根県の協力のもと、島根大学生物資源科学部生命科学科の室田佳恵子教授との共同研究の結果、島根県特産のブドウ品種「神紅」が栽培される過程で廃棄される副梢(葉茎)に、高い抗酸化効果やメラニン抑制効果があることを発見した。この知見は、今後のポーラから発売される製品に活用される。
「神紅」ブドウの副梢(葉茎)
「神紅」の副梢(春から夏に摘み取られる葉茎)から50%エタノール水溶液で抽出したエキスについて、DPPHラジカル消去活性で抗酸化効果を評価した結果、副梢エキスは、神紅の剪定枝(秋から冬に剪定した枝)や果実から抽出したエキスと比較して、高い抗酸化効果を示した。
また、副梢(葉茎)エキスには、他の部位のエキスよりも高濃度のポリフェノールが含まれていた。さらに、副梢(葉茎)エキスに含まれるポリフェノールの成分を分析した結果、ケルセチンおよびケルセチン配糖体を多く含有し、これらが抗酸化の活性成分と考えられた。
「神紅」の副梢(葉茎)より50%エタノール水溶液で抽出したエキスには、メラニン生成を高めるチロシナーゼの活性を抑制する効果があることを発見。この効果は、副梢(葉茎)エキスに顕著に見られた。L-DOPAにチロシナーゼと各エキスを添加して、チロシナーゼ活性阻害を色調で評価。エキス添加によりチロシナーゼ活性が抑制されると、標準(エキス無)よりも色が薄くなる。
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