長野県の精密機器製造企業が自社栽培「甘栗入り焙じ茶」発売 初崎製作所2022年12月27日
自社農園で栽培した甘栗を使って商品を開発する初崎製作所(長野県宮田村)は12月25日、8年かけて自社栽培した甘栗を使った「あまぐり焙じ茶美栗」を発売。同社オンラインショップと一部の販売取扱店で販売している。
「あまぐり焙じ茶美栗」
同社は長野県にある下請け製造が主の精密機器製造企業で、第2の柱として自社商品を開発するため2013年にアグリ事業に参入した。南信濃の寒冷で昼夜の気温差が大きい気候を生かして栽培できる甘栗に着目して栽培を始め、2020年に純国産「しなのあまぐり」を収穫。さらに1年半の開発期間を費やし、季節を問わず甘栗の美味しさを届けられる商品として「あまぐり和紅茶」を2021年8月に発売した。
第一弾の和紅茶に続き、焙じ茶もラインナップに追加。続く新商品となる「あまぐり焙じ茶美栗」は、「しなのあまぐり」など原料にはすべて長野県産を使った。茶葉には一年の内で最初に摘まれる一番茶のみを使用。リラックス効果の高い甘栗の甘いフレーバーと焙じ茶の味のバランスにもこだわった。味の決め手となる甘栗は、皮を剥き丁寧に乾燥させてから粉末にし、焙煎した焙じ茶と組み合わせている。
2万坪の自社農場「あまぐり Factory」
天津甘栗で有名な甘栗は基本的には中国を産地とするため、日本で栽培するのは珍しく、収穫までの8年間は試行錯誤の連続だったが、現在は2万坪(東京ドームグランドの1.5倍の広さ)の自社農園「あまぐり Factory 」で栽培している。「あまぐり焙じ茶 美栗」(チャック袋10P入」は1296円(税込)。
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