愛媛県愛南町産「河内晩柑」規格外野菜の配送サービスで取扱い エクネス2023年2月21日
エクネス(福井県鯖江市)は、食品ロス削減のため規格外野菜を定期配送するサービス「ロスヘル」で、愛媛県愛南町で採れた規格外の「河内晩柑」を期間限定で取り扱う。木から落ちただけで毎年5000キロが廃棄されている希少な「河内晩柑」を届ける。
河内晩柑・規格外野菜を定期配送する「ロスヘル」
「ロスヘル」は規格外野菜を全国各地から調達。一般的な価格より最大35%安い価格で毎月1回、定期便(月1836円〜4860円)で提供している。流通せずに廃棄されてしまう規格外野菜を有効活用し、食品ロスの削減をめざしている。
今回取り扱う「河内晩柑」は、熊本県河内町で偶然見つかった国産柑橘で、発見された地名の河内と、収穫時期が春先以降の晩生の柑橘であることから「河内晩柑」の品種名がついた。愛媛県愛南町や熊本県天草市など生産地はわずかで、特に愛南町は生産量の約半数を占める日本一の産地。苦みの少ない、すっきりとした甘みが特徴で、「和製グレープフルーツ」とも言われる。
河内晩柑は収穫時期を迎えるまで、樹の上で実をつけたまま越冬するが、寒さに弱く、冬になると、へたの部分から実が自然に落下してしまう。味が損なわれることはないが、一度落ちた河内晩柑は商品にならない。生産農家は、高齢化や人手不足で商品にならない河内晩柑を拾う余力がないこともあり、落下した果実は放置され、その量は5000キロともいわれる。
同社は、希少な果実である「河内晩柑」を「ロスヘル」で仕入れ、これまで大量廃棄されていた冬の「河内晩柑」のおいしさを届ける。
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
アメリカ・バースト【小松泰信・地方の眼力】2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
農地マップやほ場管理に最適な後付け農機専用高機能ガイダンスシステムを販売 FAG2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日