最高金賞は福島県「まどか」第2回全国桃選手権 日本野菜ソムリエ協会2023年8月7日
日本野菜ソムリエ協会は8月3日、野菜ソムリエが選んだ今年の美味しい「桃」No.1を決める「第2回 全国桃選手権」を開催。最高金賞は、福島県福島市の片平聡さんが出品した「まどか」に決まった。
第2回全国桃選手権
「野菜ソムリエサミット」は、価値ある青果物や加工品を評価・認証し、広く世の中に発信することで、生産者を応援し、日本の農業の活性化に寄与するため、野菜ソムリエが選ぶ野菜・果物とその加工品の品評会。
「第2回 全国桃選手権」には、全国各地の産地から29品の桃がエントリーされ、評価員の野菜ソムリエ25人が商品名や産地、生産者情報などをすべて伏せて食味し、その美味しさを相対評価で審査し、評価員全員の合計点数により各賞を決定。評価のポイントは、甘さだけではなく香りやかたさ、なめらかさなどの食感、全体のバランスから優秀な桃が選ばれ、入賞した桃の糖度は、13度〜17度だった。
評価員の野菜ソムリエによる「第2回全国桃選手権」審査の様子
最高金賞は、福島市の片平さんが出品した「まどか」で、道の駅ふくしまにて販売されている。評価員からは「色鮮やかで、きれいな桃。しっかりとした食感で心地良い歯ざわり。爽やかな甘みで、誰にでも好まれる印象」「硬さのある桃だが、甘みの強さはすぐに伝わり、一瞬で味が濃いことに気付く。鼻に抜ける香りが、食べると一層強くなり、"硬くておいしい桃とは?"を体感できるスゴイ桃」と評価された。
また、金賞は、岡山県赤磐市のあみかフルーツが出品した「清水白桃」。岡山を代表する品種で、透き通るような白さと芳醇で気品ある香りに、甘くてたっぷりの果汁にとろけるような口当たり。評価員からは「果汁もたっぷりで、爽やかな香りとトロっとした甘みが口に広がる。とろけるような滑らかさが、ほかにない魅力」「上品で高級感漂ううまさ。果肉もつややかで滑らか。色も美しい。あふれる果汁、"桃の女王様"のよう」と評価された。
以下、受賞した桃は次の通り。
最高金賞の「まどか」
【最高金賞】
・まどか
出品者:片平聡さん(福島県福島市)
【金賞】
・清水白桃
出品者:株式会社あみかフルーツ(岡山県赤磐市)
【銀賞】
・黄金桃
出品者:筒井農園(福岡県うきは市)
・つきあかり
出品者:皿井洋志さん(岡山県赤磐市)
・浅間白桃
出品者:大平謙二さん(山梨県韮崎市)
【銅賞】
・白麗
出品者:下村もも園(岡山県総社市)
・あら川の黄色い桃
出品者:村垣農園(和歌山県紀の川市)
・川中島白桃
出品者:Ono momoen(山梨県山梨市)
・8farmの桃
出品者:8farm(和歌山県海南市)
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