「よく食べる果物」はバナナ 19年連続で1位 バナナ・果物消費動向調査2023年8月7日
日本バナナ輸入組合(東京都千代田区)は、「バナナの日」の8月7日を前にバナナに関する調査レポート「バナナ・果物消費動向調査」を実施。2005年から毎年実施している調査で、バナナは19年連続でよく食べる果物No.1となった。また、大人が対象の調査と子どもが対象の2つの調査から、身近なフルーツ「バナナ」の最新事情を明らかにした。
同調査は、16~70歳以上の1442人が対象の「大人調査」と、4歳から高校3年生まで728人が対象の「子ども調査」で6月27日~28日にかけてインターネットで行われた。
同調査によると、よく食べる果物は大人調査が始まった2005年から19年連続で「バナナ」(63.6%)が1位に。子ども調査でも6年連続で、よく食べる果物の第1位(59.3%)を獲得した。7割以上の子どもが「バナナが好き」と答え、子どもから大人まで約半数の人が週1回以上バナナを食べていると回答した。
よく食べる果物第1位は「バナナ」
バナナを食べる理由は、大人調査で「手軽な値段」(56.5%)、「健康によい」(48.6%)、「おいしい」(47.8%)が上位に。手軽においしく食べられるバナナは、健康への好影響も支持される理由のひとつ。また、子どもにとってはおやつ・補食としての役割も大きいことが明らかになった。
バナナの栄養素で知っているものを聞くと、「食物繊維」(35.0%)、「糖質」(33.8%)、「カリウム」(32.7%)がトップ3。4位以下には、マグネシウムや、夏に効果的な「ビタミン」B群、「セロトニン」などの栄養素が入った。また、「そのまま食べる」(88.6%)以外で多いバナナの食べ方は、「ヨーグルトと一緒に」「凍らせて」「ジュースやスムージーの材料として」などが挙がった。凍らせて食べる「冷凍バナナ」は、夏場での食べやすさと保存のしやすさが支持された。また、バナナそのものの自然の甘さを活かした「バナナジュース・スムージー」も挙がった。
気になるバナナの効果・効能を聞くと、昨年に続き「免疫力を高める」が24.5%でトップ。次に「豊富な食物繊維により消化を助ける」が19.3%、さらに「腸内環境(腸内フローラ)を整える効果がある」と「腹持ちがよい」が15.7%と続いた。
さらに、 近年続く物価高騰の中、普段の食生活で意識するのは「価格の安いものを買う」(56.8%)、「必要なものだけ買う」(54.0%)という回答。次いで、「食べきれる量だけ買う」(34.7%)が上位に挙がり、消費者の生活防衛の意識の高まりが伺える。
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