生産者横断の「高知トマトコミュニティ」始動 井上石灰工業2025年6月26日
井上石灰工業(高知県南国市)は、県内初となる産地横断の高知トマトコミュニティを設立。7月5日に決起集会を開き、県産トマトの認知拡大と産地価値向上を目指す共同プロジェクトを始める。
発起人の大畑宏史さん
同社は、10年以上にわたり高糖度フルーツトマト「乙女の涙(品種名:スウィーティア)」を育成・販売してきたノウハウを活かし、高知県内のトマト生産者と関連事業者と共に、県産トマトのブランド価値向上と持続可能な産地形成を目指す。
高知県はフルーツトマト発祥の地で、糖度・風味に優れたブランドトマトが数多く生まれた"トマト王国"。同社は、10年以上にわたり高糖度トマト「乙女の涙」を育成・販売してきた企業として、「もっと高知のトマトを知ってもらいたい」という想いから、同じ志を持つ生産者や関連事業者と手を携え、県産トマトの魅力を一丸となって発信できる場「高知トマトコミュニティ」を設立する。
同社がハブとなり仲間づくりの輪を広げることで、トマト王国高知の名を県外・海外へと届け、産地全体の未来を共に切り拓く。決起集会は、コミュニティの設立宣言と共に、参加生産者との交流の場を設け、課題や未来への想いなど、産地の生の声を直接共有する。
発起人で井上石灰工業 育種グループの大畑宏史さんは「県外では高知トマトの良さが十分に伝わっておらず、もどかしさを感じています。そこで、生産者や関係者が肩を並べて知恵や経験を共有し、一緒に高知トマトの魅力を届けていける場として『高知トマトコミュニティ』を立ち上げました。まずは仲間同士で学び合い、声をそろえ、ゆっくりでも確実に"トマト王国高知"の輪を広げていきたい」とコメントしている。
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