統計

統計

一覧に戻る

【データで見る小売業・量販店編】2011年5月―食料品の動き回復せず既存店売上2カ月連続マイナス  日本チェーンストア協会

 スーパーマーケットの団体である日本チェーンストア協会は、6月22日に5月度の販売統計を発表した。

 5月の総売上高は、1兆568億円と全店ベースでは前年同月比+3.6%(4月対比+0.9%)となっている。
 しかし、例年よりも早い梅雨入りや月末の台風の影響による大雨などの天候不順に加え、野菜の相場安、水産品の不調、震災後の特需の反動から食料品の動きが鈍かったことなどから、既存店ベースの総売上高は前年同月比98.6%と2カ月連続のマイナスとなった。
 食料品について部門別に見ると、農産品は879億円強で既存店ベース前年同月比94.6%、水産品が610億円強・同94.8%、惣菜が697億円・同99.0%と前年を下回っているが、畜産品732億円・同100.8%とほぼ前年並みの水準となっている。
 5月の会員企業は60社で、店舗数は8006店と前年同月より154店舗、4月より3店舗の増となっている。売場面積は2423万6808平方mと前年同月より4.8%増となっているが、売場1平方m当たり売上高は4万3601円で同98.8%と、前年より減少している。

【データで見る小売業・量販店編】2011年5月―食料品の動き回復せず既存店売上2カ月連続マイナス  日本チェーンストア協会


(関連記事)
【データで見る小売業界・CV編】2011年5月  売上高は7カ月連続でプラス 前月の伸び上回る(2011.06.28)

【データで見る小売業界・百貨店編】2011年5月(2011.06.27)

外食市場規模は前年並み(2011.06.02)

【データで見る外食産業】 復興支援景気の影響受け売上げは回復基調  日本フードサービス協会(2011.05.30)

【データで見る小売業・量販店編】 食料品の動き鈍く4月の販売額はマイナス  日本チェーンストア協会(2011.05.25)

(2011.06.29)