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【電気化学工業】
暗渠排水管「トヨドレン」を増産 電気化学工業

 電気化学工業は12月20日、農業用暗渠排水管などに利用されている「トヨドレン」の増産計画を決めた。

 トヨドレンは、ポリエチレン樹脂製の排水管だ。腐食に強い、軽くて施工が簡単、耐衝撃性が高い、などの特性を持ち、水田・畑・果樹園などの暗渠用や土木用の排水管として広く利用されている。
 政府は平成23年10月に「我が国の食と農林漁業の再生のための基本方針・行動計画」を決めたが、そのなかの「農地の大区画化・汎用化による農地集積の加速化」として暗渠整備の推進が盛り込まれている。23年からは、基盤整備が済んでいない農地では補助率50%、再整備の場合には10aあたり15万円を助成する補助事業も決まった。
 同社ではこうした背景から、今後トヨドレンの需要が増すと見込み、生産設備を増設することを決めた。
 増設するのは千葉工場(千葉県市原市)と美唄分工場(北海道美唄市)の2カ所で、生産規模は約2.5倍になる。増設設備は25年夏に稼働する予定だ。


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