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被災地の漁業支援で魚箱の贈呈式  農林中金

 農林中央金庫は被災地復興支援の一環として岩手県と宮城県の漁協・漁業者に対して魚箱を寄贈、その贈呈式を6月22日に岩手県の宮古漁協で行った。

魚箱を受け取る岩手県漁連の大井誠治会長(右)、左は押久保直樹農林中金常務理事 魚箱は漁場、漁港、市場など浜全体で幅広く使われているが、東日本大震災の影響で今なお手当が不足しているという。今回は岩手・宮城県下の29漁協が寄贈先。
 贈呈式で押久保直樹・農林中金常務は「東日本大震災から1年以上たったが、魚箱の手当は最低限にとどまっており、今後の本格的な漁に向けて魚箱の支援ニーズは強いと聞いている。今回の寄贈を契機に浜に一段と活気があふれれば嬉しい」などと話すとともに、農林中央金庫は「全職員が一丸となって復興の課題に取り組んでいる」と述べた。
 農林中央金庫は2月に三陸地区の養殖ワカメ・コンブの共同出荷に利用したダンボールケースに対する費用助成も実施している。

(写真)
魚箱を受け取る岩手県漁連の大井誠治会長(右)、左は押久保直樹農林中金常務理事


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