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JA全国女性協の次期3カ年計画のテーマは「JA女性 心ひとつに 今をつむぎ 次代へつなごう!」

 JA全国女性組織協議会は10月12日、来年1月に開催する第58回JA女性大会で決定する「次期3カ年計画」の組織協議案を決めた。メインテーマは「JA女性 心ひとつに 今をつむぎ 次代へつなごう!」。11月末まで組織協議を行う。

 3カ年計画を策定するにあたり課題に挙げたのは[1]活動のマンネリ化[2]役員のなり手不足[3]部員の減少の3点。とくに[3]については毎年3万人が減少しているというのが現状だ。
 そこで、先月開催したJA全国大会でも女性パワーの発揮や支店を拠点とした協同活動の充実が掲げられたことから、組織協議案でも女性組織を次代へ引き継ぐためにメンバー一人ひとりが心を一つにして活動の充実を図り、JAと一層連携していくことが必要だとしている。
 メインテーマとなっているのが「JA女性 心ひとつに 今をつむぎ 次代へつなごう!」。JA全国大会決議のメインテーマ「次代へつなぐ協同」がここでも強調されている。
 平成25年から3年間取り組んでいくこととして[1]「食と農」を核とした活動の実践[2]くらしをベースとした活動の実践[3]思いを共有する人との広がりをもった活動の実践、を掲げた。
 組織運営の点では、次代の仲間づくりとして「フレッシュミズ」活動の促進を重視し、▽地域の若い世代を対象にした目的別グループの結成を促しフレッシュミズの輪を広げることで活動の充実を図ることや、▽JAとの連携で女性大学の開講を促し受講生に対してフレッシュミズ加入を促進すること、を掲げている。
 また、JAとのパートナーシップの強化を打ち出し、女性ならではの感性や目線で地域から愛されるJAづくりにつなげていくことや、女性参画3目標(正組合員比率25%以上、総代比率10%以上、役員等2名以上)への取り組みだけでなく、支所運営委員会や企画委員会などでの女性参画もすすめ、JAでの女性パワーの発揮をめざしていくことも盛り込まれている。
 協議案は12月7日のJA全国女性協の理事会で修正案を決定し、「次期3カ年計画」として来年1月21、22日に開く第58回JA女性大会で正式に決定する。


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