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第26回JA全国大会特集 「地域と命と暮らしを守るために 次代へつなぐ協同を」―協同組合の役割を考える―

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JAグループ4連 トップインタビュー 「協同組合の役割を考える」 を終えて・・・

 「次代へつなぐ協同」をメインテーマに、第26回JA全国大会が開催される今年は、国連が「国際協同組合年」と定めた年でもある。市場原理主義の破綻を示したリーマンショックによって「100年に1度」といわれる世界同時不況が進むなか、改めて協同組合の存在意義と役割が問われているといえる。
 そこで、JAグループ全国連のトップである萬歳章JA全中会長、中野吉實JA全農会長、安田舜一郎JA共済連会長、河野良雄農林中金理事長に、今日の協同組合の役割とこれからのJAグループのめざすものなどを、梶井功東京農工大学名誉教授に聞いてもらった。

インタビューを終えて

toku1210120105.jpg “地域社会を活性化しないと地域農業も活性化しません”。安田JA共済連会長の発言だが、この想いを、萬歳全中会長も、中野全農会長も、河野農林中金理事長も共有されているようだ。
 萬歳会長の“ライフラインの一翼を担いながら地域づくりをしていくことが、今後のJAの役割として重要”という発言、“JAという組織が地域にどうしても必要だと理解してもらえる機会”にしたいとする中野会長の発言、“今後さらに各地域で独自の存在感のある金融機関となることを目指していきたい”という河野理事長の発言は、その想いからの発言と私は受け止めた。
 これらの発言を拝聴しながら、“農協運動は生活基本構想の課題と対策に即して体制を整備し生活活動を強化させること。また協同の輪を地域住民に広げ、ともに経済的利益と生活の便宜を得る新しい地域社会の建設に取り組むこと”とした第12回全国農協大会決議を、私は想い出していた。「生活基本構想」をもう一度組織的に討議していいのでは、と思う。“協同の輪を地域住民に広げ”ることを求めた“基本構想”は、同時に“農業者・非農業者を問わず、自由に協同組合を組織でき、しかも総合経営もできる一般協同組合法制の検討をすすめる”としていたことも、“組合員数の正准逆転”のなかで改めて討論されていいことだろう。

(梶井 功)

各トップインタビューは下のリンクから

全国農業協同組合中央会 萬歳章会長

全国農業協同組合連合会 中野吉實経営管理委員会会長

全国共済農業協同組合連合会 安田舜一郎経営管理委員会会長

農林中央金庫 河野良雄理事長

(2012.10.12)