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【バイエル】
日本市場で年平均7%以上の成長めざす マライン・デッカーズ ドイツ・バイエル社社長が東京で記者会見

 ドイツ・バイエル社のマライン・デッカーズ社長が来日し、11月22日東京で記者会見を行った。

マライン・デッカーズ ドイツ・バイエル社社長 この会見でデッカーズ社長は、「イノベーションと顧客重視」を中核に世界的に事業展開をしてきたことにより、▽バイエル社の事業の7割を占める医療などヘルスケア事業が好調▽25%を占める農薬関連事業は農薬・種子ともに売上げは2桁の伸びを示し、売上げ増と為替のプラス効果で収益を伸ばしていることを紹介。さらにバイエル社のもう一つの柱である素材科学事業も好調で、既報のように第3四半期決算は「2012年通年の成功に向け順調に歩んでいる」と語った。
 そしてヘルスケア部門でも、農薬部門でも「開発パイプラインの大幅な進展」が見込まれており、「新しい技術と視点によって、さらなる相乗効果の創出」ができる見通しだという。
 そして日本市場はバイエルにとって「今後も最重要な市場のひとつ」であるとして、農薬関連では、2015年までに4つの新規有効成分を投入する予定であり、既存有効成分の適用拡大を推進し、主要製品の売上げをいっそう拡大する。さらに生物農薬市場に参入し、さまざまな作物保護ソリューションの提供をめざすと語った。
 そして2017年までの日本バイエルの目標として、▽年平均約7%以上の成長をめざす▽約30億ユーロ(約3300億円)に売上げを拡大▽2013〜17年の間に約5億ユーロを開発活動に投資する、とも語った。
 バイエル社は、来年2013年に創立150周年を迎えるが、世界のトップ企業として、さらなる発展をめざしていくという。


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