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【住友化学】
新たな園芸用殺菌剤を開発 欧州から販売開始  住友化学

 住友化学は果樹・野菜用殺菌剤フェンピラザミン(Fenpyrazamine)を新たに開発した。「プロレクタス(Prolectus)」の商品名で今秋からイタリアで販売を始める。

 フェンピラザミンは、灰色かび病、菌核病、灰星病に防除効果のある新しい化合物だ。浸透性に優れており農作物内部に侵入した病原菌に対して速やかに効果を発揮するほか、残留リスクが低く、収穫期直前まで使えるなどの特徴がある。
 このフェンピラザミンを有効成分とする「プロレタクス」は、7月に住友アグロヨーロッパ(本社:フランス)を通じてイタリアで仮登録を取得。世界にさきがけてイタリアで発売することになった。現在、フランス、スペイン、イギリス、オーストリア、ドイツなどでも登録申請しており、2015年までにはEU全域に販売を拡げる予定。
 アジア地域では、13年に韓国で販売を予定しているほか、日本でも登録を申請中。
 そのほか、南米、北米、豪州など世界各国で登録を予定している。


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