人事2024 左バナー 
左カラム_シリーズ_防除学習帖
左カラム_病害虫情報2021
新聞購読申込 230901
左カラム_コラム_正義派の農政論_pc
左カラム_コラム_米マーケット情報_pc
左カラム_コラム_地方の眼力_pc
左カラム_コラム_食料・農業問題 本質と裏側
左カラム_コラム_昔の農村・今の世の中_pc
左カラム_コラム_花づくり_pc
左カラム_コラム_グローバルとローカル_pc
左カラム_コラム_TPPから見える風景_pc
左カラム_コラム_ムラの角から_pc
左カラム:JCA160_86
イソクラスト_フロアブル_SP
日本曹達 231012 PC
FMCセンターSP:ベネビア®OD

もう一つの農協

一覧へ

もう一つの農協
著者
佐藤喜作 著
発行所
イズミヤ出版
定価
2000円+税
電話
0184-36-3338
評者
梶井功 / 東京農工大学名誉教授
 「近隣の農協では農協職員が組合員農家を訪問すれば、若者は取り合わず、「親父、農協さんだ」と言う風景は、仁賀保では見られない」という。その仁賀保農協(現JA秋田しんせい)の組合長として、1973年から96年までの23年間、組合活動の中心にいた著者の体験に裏づけられた農協論が本書である。

自主・自立・互助
組合員が農協つくる

 

 農業協同組合、生活協同組合は、「今そのいずれもが運動面と経営面で行きづまっている」が、著者は農協、生協という「この名称にも原因がある」として「…限りなく自由、勝手、競争社会に進む中で、弱肉強食となるとすれば、それに対抗するためには、弱者が力を合わせる以外にその道はない。その弱者とは人であるから、これを明確に表現する必要がある。そのためにも農業者協同組合、或いは農業人協同組合とすべきであり、もしくは農家協同組合とすべきではないか、又生協は生活者協同組合になるべきである」と主張し、農協模範定款例の第1条目的も「この組合は、組合員が協同して健康で心豊かな農業生活を実現するため、農業生産の持続的発展と、経済状態を改善し、社会的地位を高めることを目的とする」に変えるべき、と提言する。“もう一つの農協”とする所以だろう。
 減反政策を契機とする全戸参加の総合互助制度、健康と農を守る自給運動、高齢者対策の百栽館運動など「自主、自立、互助、創造、奉仕をモットー」にして展開した仁賀保農協史から教えられることは多い。

重要な記事

ナガセサンバイオ右上長方形SP 20230619

最新の記事

クミアイ化学右カラムSP

みどり戦略

Z-GIS 右正方形2 SP 230630

注目のテーマ

注目のテーマ

JA共済連:SP

JA人事

JAバンク:SP

注目のタグ

topへ戻る