「物流2024年問題」見据え対策本部を設置 全農とも協力 農水省2023年12月28日
農林水産省は12月27日、物流対策本部を設置した。農産物の物流確保に産地の声に対応していくため全農、ホクレンなどとも協力し現場対応を一層強化する。
12月27日に開かれた第1回農林水産省物流対策本部。
対策本部の本部長は農林水産大臣。
坂本哲志農相は「トラックドライバーの時間外労働規制が適用される来年4月を控え全国的に農林水産業者の不安の声が聞かれる」と話し、物流の確保は基本法見直しで新たな理念となる「国民一人一人の食料安全保障」を確立するうえでも重要であるとして「各関係事業者の目線に立ち省を挙げて物流2024年問題に取り組むよう尽力を」とあいさつした。
対策本部では各品目・業界における物流対策の取り組み状況を共有するとともに、関係者の物流の確保に関する意識の醸成、産地の共同輸送拠点や予冷施設の整備、パレット化、荷待ち・荷役時間削減などに関する成果目標の設定などを行う。
また、対策本部の下に関係団体をメンバーとする「農林水産品・食品の物流に関する官民合同タスクフォース」を設置する。賛助メンバーには全農やホクレンも参加する。全国各地・各品目の関係者による取り組みの後押し、取り組みが進まない現場での掘り起こしなどを現場対応を一層強化する。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】水稲の斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 山口県2025年7月8日
-
なぜ米がないのか? なぜ誰も怒らないのか? 令和の米騒動を考える2025年7月8日
-
2025参院選 各党に聞く「米・農政・JA」 【立憲民主党】「食農支払」で農地と農業者を守る 野田佳彦代表2025年7月8日
-
2025参院選 各党に聞く「米・農政・JA」 【自由民主党】別枠予算で農業を成長産業に 宮下一郎総合農林政策調査会長2025年7月8日
-
2025参院選 各党に聞く「米・農政・JA」 【日本共産党】価格保障・所得補償で家族農業守る 田村貴昭衆議院議員2025年7月8日
-
2025参院選 各党に聞く「米・農政・JA」 【れいわ新選組】農業予算倍増で所得補償・備蓄増を やはた愛議員2025年7月8日
-
【第46回農協人文化賞】集落と農地 地域の要 営農事業部門・広島市農協組合長、広島県農協中央会会長 吉川清二氏2025年7月8日
-
【第46回農協人文化賞】若者を育てる農協に 営農事業部門・北海道農協中央会前会長、常呂町農協前会長 小野寺俊幸氏2025年7月8日
-
小泉農相 随契米放出に「政策効果」 市場落ち着けば備蓄水準戻す2025年7月8日
-
トランプ政権の移民摘発 収穫できず腐る野菜「農家に大きな打撃」2025年7月8日
-
【第46回農協人文化賞】常に農協、農家のため 営農事業部門・全農鳥取県本部上席主管 尾崎博章氏2025年7月8日
-
150年間受渡し不履行がなかった堂島米市場【熊野孝文・米マーケット情報】2025年7月8日
-
2025参院選・各党の農政公約まとめ2025年7月8日
-
米価 6週連続低下 3600円台に2025年7月8日
-
【JA人事】JA秋田しんせい(秋田県)佐藤茂良組合長を再任(6月27日)2025年7月8日
-
【JA人事】JA北九(福岡県) 新組合長に織田孝文氏(6月27日)2025年7月8日
-
【JA人事】JAかながわ西湘(神奈川県)天野信一組合長を再任(6月26日)2025年7月8日
-
【JA人事】JAえひめ中央(愛媛県)新理事長に武市佳久氏(6月24日)2025年7月8日
-
宇都宮市に刈払機を寄贈 みずほの自然の森公園へ感謝と地域貢献の一環 JA全農とちぎ2025年7月8日
-
岡山の農業を楽しく学ぶ 夏休み特別企画「食の学校2025」 JA全農おかやま2025年7月8日