【年頭あいさつ 2026】春山裕一郎 J-オイルミルズ 代表取締役社長執行役員CEO2026年1月6日
JAcomでは、新年にあたり農林水産大臣をはじめ、JAグループ全国組織や農業関連団体のトップによる年頭あいさつを順次掲載する。食料安全保障の確保や農業を取り巻く環境の変化など、重要な課題が山積する中で、2026年に向けた各団体の考えと決意を伝える。
春山裕一郎 J-オイルミルズ 代表取締役社長執行役員CEO
2025年の振り返り
平素は格別のお引き立てを賜り、厚くお礼申し上げます。皆さまにおかれましては、健やかに新春をお迎えのこととお喜び申し上げます。
2025年を振り返ると、生活者の節約志向は進むなか、インバウンド需要や調理簡便化ニーズの拡大で中食・外食産業の活性化が進みました。一方で、世界的なバイオ燃料向け需要の拡大、物流・資材・エネルギーコストの高止まりなど、事業環境は依然として厳しい状況が続きました。不確実性は一層増し、持続的成長のためには従来の概念を変革する局面を迎えています。これまでの日本経済は「失われた30年」という低成長期にありましたが、これからは物価上昇のある社会を前提に事業を組み立てる必要があると捉えています。
このような環境において、当社は2025年に3度の価格改定を発表いたしました。人々の生活に欠かせない油脂を、高品質かつ安定的にお届けするため、価値に見合った適正な価格での販売に努めるとともに、お客さまとの対話を重ねてまいりました。家庭用では、プラスチック削減と利便性を両立する「スマートグリーンパックⓇ」シリーズに加え、健康志向に応える、こめ油・オリーブオイルなど、付加価値の高い商品の拡販に注力いたしました。業務用では、市場の回復に伴い顕在化する人手不足などの課題に対応すべく、長持ち油「長徳Ⓡ」シリーズや、調味油・調理油「JOYL PROⓇ」シリーズなどを通して、メニュー品質の向上や、コスト・作業負荷の軽減といった提案活動を強化いたしました。
スペシャリティフード事業においては、乳系PBFにおける構造改革の効果や、粉末油脂における価格改定が浸透し、食感改良や歩留まり向上といった付加価値を有する業務用スターチ製品「TXdeSIGNⓇ(テクスデザイン)」シリーズなどの拡販に注力しました。
4月の社長就任以来、足元の厳しい外部環境の変化に直面しながらも、中長期的な成長を実現するため、①既存コア事業の収益性の強化、②事業ポートフォリオの高度化、③海外事業戦略の推進、④次世代技術・事業への投資4つの成長戦略を遂行するとともに、経営基盤の強化に向けた取り組みに注力しました。なかでも、海外事業では北米における味の素グループとの連携体制の構築に加え、海外でのM&A・資本業務提携を推進するための組織を設置したほか、専任チームによる事業ポートフォリオの高度化に着手しました。また、研究開発拠点の統合計画の策定、人的資本経営に資する人財委員会の新設やdXの推進など、経営基盤の強化に努めています。
2026年の抱負
今年は第六期中期経営計画「Transforming for Growth」の最終年度です。
先に掲げた4つの成長戦略および経営基盤の強化を着実に実行し成果を上げていくことが、中期経営計画の戦略課題の遂行につながると考えております。短期および中長期戦略を着実に実行し、速やかな業績回復と持続的成長を可能にする企業構造の構築を進めてまいります。
当社の強みは、油脂の販売を通じて幅広い中食・外食のお客さまとの接点を持ち、さらに当社独自の機能性スターチなどを組み合わせることで、お客さまの課題を解決するソリューション提案、すなわち「おいしさデザインⓇ」を提供できる点にあります。この「おいしさデザインⓇ」力を強化するため、科学的な解釈の深化と体系化を進め、2025年に実施した各取り組みをベースに、川上・川下・海外へ適用範囲を拡大し、従来の素材単体の提供を中心としたビジネスモデルから、食のバリューチェーン全体に貢献できる事業ポートフォリオへの変革と深化を目指してまいります。そして、人々の生活に欠かせない「あぶら」を安定的に供給することで持続可能な社会に貢献するとともに、「おいしさデザインⓇ」を通じて、人々に"よろこび"を生み出し、ウェルビーイングの向上に寄与してまいります。
世界的な人口増加や気候変動、地政学リスクの高まりもあり、食の安定供給は社会課題の一つとなっています。油脂業界はダイナミックな変革期にあり、さまざまな社会的責任に対して積極的に価値を提供する産業へと変貌している途上であると考えております。当社グループを取り巻く事業環境は大きな変化が予想されますが、外部環境の変化をチャンスと捉えて、引き続き変革を進めてまいります。新たな価値を創造することで人々の健やかな暮らしづくりを支え、生活者の皆さま、お客さま、株主・投資家の皆さま、従業員など様々なステークホルダーとの対話を進めながら、当社の目指すべき未来(ビジョン)である「Joy for LifeⓇ -食で未来によろこびをⓇ-」の実現に向けて果敢に挑戦していく所存です。
本年も変わらぬご支援をお願い申し上げますとともに、皆さまのご繁栄とご健勝を祈念申し上げて新年のご挨拶とさせていただきます。
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