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農業用バイオスティミュラント「エンビタ」 2025年水稲の実証試験で見えた効果 増収・品質向上に一役 北興化学工業2025年10月27日

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北興化学工業株式会社が販売する農業用バイオスティミュラント「エンビタ」の水稲実証試験を紹介する。
「エンビタ」は自然界に存在する微生物「Gluconacetobacter diazotrophicus(グルコンアセトバクター ジアゾトロフィカス)」(以下、Gd菌)を利用した作物栽培用補助資材である。水稲栽培の中で「いつ」、「どこで」、「どのように」して施用をしたら簡便であり、増収につながるのか考えてみた。

農業用バイオスティミュラント「エンビタ」 2025年水稲の実証試験で見えた効果 増収・品質向上に一役 北興化学工業

エンビタのGd菌は施用後、植物体(稲体)の気孔などから速やかに取り込まれて定着して、アンモニア態窒素を供給する特性を持っている。作業性から育苗箱処理、本田のドローン散布で実証試験を実施した。

<実証①>
品種は「コシヒカリ」、「育苗箱に移植前日かん注:500ml/箱( *エンビタ6.25g/50a相当処理)」、エンビタ区の移植は4月15日で39a、無処理区は4月16日の40aで実証試験を開始した。ほ場は隣り合わせで、施肥、病害虫雑草管理は同様とした。生育調査は3反復を設けて、「草丈」、「茎数」、「葉色(SPAD計)」を対象とした。エンビタ処理区の移植後52日、77日で調査を実施したが、顕著な差はみられなかった。収量調査はほ場の全面積で実施し、食味分析計:TMX-1(静岡製機)で食味成分も評価した。

2025年コシヒカリ収量調査

収量は10a当たりの無処理区比較で、エンビタ区は精玄米で105.3%に増加し、規格外が27.8%減少した。また、食味スコアはエンビタ処理区と無処理区に差はなく、Gd菌はアンモニア態窒素を供給するが食味成分には影響しない結果となった。以上のとおり、エンビタは移植前日のかん注でも定着し、効果を発揮することが示された。

<実証②>
品種は多収の「にじのきらめき」、エンビタ区はa「育苗箱に移植9日前かん注:500ml/箱( *エンビタ6.25g/50a相当処理)」、b「生育期(移植38日後)のドローン散布:2L/10a (*エンビタ6.25g/50a相当処理 )」、さらにc「育苗箱に移植9日前かん注:500ml/箱( *エンビタ6.25g/50a相当処理)」→「生育期(移植38日後)のドローン散布:2L/10a (*エンビタ6.25g/50a相当処理 )」の3試験区を設けた。

各エンビタ区の移植は5月24日で、a:49a、b:77a、c:39a、無処理区は5月25日の40aで実証試験を開始した。各ほ場の施肥、病害虫雑草管理は同様とした。生育調査は3反復を設けて、「草丈」、「茎数」、「葉色(SPAD計)」を対象とした。エンビタ処理区の移植後44日、55日で調査を実施したが、エンビタ区で茎数が1割程度増加する傾向を示した。収量調査をほ場の全面積で実施し、食味分析計:TMX-1(静岡製機)で食味成分も評価した。

2025 にじのきらめき収量調査

収量は10a当たりの無処理区比較で、エンビタ区は精玄米で「a:育苗箱処理(102%)」<「b:生育期ドローン散布(105%)」<「c:育苗箱処理+生育期ドローン散布(109%)」の順で増加した。実証①と同様に食味成分には影響しない結果となった。エンビタは「育苗箱処理」と「生育期ドローン散布」を組み合わせることで、さらに効果を発揮することが示された。

【「エンビタ」の水稲の上手な使い方について】

① 育苗箱処理は「緑化期から移植前日」までです。
*先にかん水し、1時間以降にエンビタのかん注をしてください
*処理した「エンビタ」が乾くまで、散水しないでください。

② 生育期処理は最高分げつ期までに実施し、ドローン散布が省力的となります。

③ エンビタの使用量は6.25gで50a分になります。
・かん注:基本、育苗箱1枚/500mlです。16枚/10aの場合、50a分で40Lの希釈液を育苗箱80枚にかん注できます。
*プール育苗の場合、入水する前に処理してください。
・散布 :最高分げつ期までにドローン散布して下さい。希釈液は2L/10aで10L/50aになります。飛行高度はなるべく低い高度で、細かい噴霧をお勧めします。
*乗用散布機の場合、稲体の大きさから50L/10aが目安です。

2026年度産米にエンビタを1回、使ってみませんか。

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