【注意報】トマトの黄化葉巻病とタバココナジラミ 県下全域で多発 宮崎県2025年12月8日
宮崎県病害虫防除・肥料検査センターは、冬春トマトにトマトの黄化葉巻病およびタバココナジラミの発生が多くなっているため、12月4日に令和7年度病害虫発生予察注意報第5号を発表した。
宮崎県病害虫防除・肥料検査センターによると、11月中旬に実施した巡回調査の結果、黄化葉巻病の発生面積率は22.2%(前年11.1%、平年4.1%)で平年より多い。発病株率は0.4%(前年0.1%、平年0.1%)で、平年よりやや多かった(図1、図2)。

同病を媒介するタバココナジラミの発生面積率は77.8%(前年88.9%、平年60.9%)で平年並。百葉虫数は22.9頭(前年42.2頭、平年7.9頭)で平年よりやや多かった(図3、図4)。

鹿児島地方気象台が11月27日に発表した1か月予報では、向こう1か月の気温は平年並か低い、降水量は平年より少ない予想。タバココナジラミの増殖・活動に好適な条件が続くことが予想される。
同所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
トマト黄化葉巻病を治療する方法はなく、発病株は伝染源となるため、直ちに抜き取り、適切に処分する。感染拡大を予防する上で、媒介虫であるタバココナジラミの防除が重要であるため、以下の対策を徹底する。
(1)設置している防虫ネットに隙間や破損等がないか再点検し、必要に応じて補修する。
(2)ハウス内に黄色粘着板を設置し、タバココナジラミの早期発見・防除に努める。
(3)有効な薬剤に対する抵抗性の発達を回避する観点から、同一系統薬剤(IRACコード)の連用は避け、ローテーション散布を心がける。また、抵抗性の発達しない昆虫寄生菌等の微生物農薬や気門封鎖型殺虫剤等を防除体系に組み込む。
(4)タバココナジラミは本ウイルスを永続的に伝搬するため、少発生時でも感染が徐々に拡大し、気温が上昇する3月以降に病徴が急激に顕在化するおそれがある。そのため、厳寒期(12~2月)も月に1~2回の薬剤防除を継続して実施する。
既にタバココナジラミの発生が多いほ場では、2~3回の連続散布を行う。
(5)耐病性品種とされているものでも、ウイルスを保毒して伝染源となる可能性があるため、タバココナジラミの防除は感受性品種と同様に徹底して行う。
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