JA山形おきたま、概算金の「追加払い」延期 「見通しつけば支払」 予想外の下落で苦渋の判断2026年1月19日
山形県内の複数のJAが、農家に払う概算金の追加払いの延期を決めた。新米が動かず取引の上流で米価が下げ止まらない中での苦渋の決断は、今後の米価動向に影響を与えそうだ。
JA山形おきたまでは、2025年産米で、「つや姫」の生産者概算金(JAが農家に払う集荷価格)を2万9800円、「はえぬき」の生産者概算金を2万7000円に設定し、「つや姫」には2200円、「はえぬき」も含めそれ以外のうるち米には3000円の追加払いを決めた。追加払いの支払いは1月の予定だった。このほど延期を決め、組合員に知らせた。
同JAで集荷した米は、全農を通じて委託販売するものと、同JAが直接卸等に売るものとがある。
同JAでは「決して追加払いしないのではなく、あくまで延期だ。相場も下がり、特に大消費地で新米が動かないと卸から聞いている。需給が緩めば価格が下がると多くの取引関係者はみていたが、ここまでになるとは予想外だった。過払いになるとまずいので、状況を見て決めた。民間取引の見通しがついた時点で支払う予定だ」(米穀課)と説明している。県内には他にも、追加払い延期を決めたJAがあるという。
先安観が強まる中で25年産米を売り切ることが、JA系統も含め在庫を抱える取引関係者の切実な課題となっている。高く集荷した米を安く売ることで3億円の損切りをした他県の商系集荷業者もあり、年度末の3月に向け「投げ売り」がさらに相場を押し下げる懸念も強まっている。
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