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【注意報】さとうきびにメイチュウ類 八重山群島、多良間島で多発のおそれ 沖縄県2026年3月6日

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沖縄県病害虫防除技術センターは、さとうきびにメイチュウ類(カンシャシンクイハマキ、イネヨトウ)が八重山群島、多良間島で多発のおそれがあるとして、3月5日に令和7年度病害虫発生予察注意報第8号を発表した。

図1:メイチュウ類(芯枯茎率)の発生推移、図2:芯枯の様子(石垣島)(提供:沖縄県病害虫防除技術センター)図1:メイチュウ類(芯枯茎率)の発生推移、
図2:芯枯の様子(石垣島)(提供:沖縄県病害虫防除技術センター)

沖縄県病害虫防除技術センターによると、2月上旬に実施した石垣市の新植夏植えほ場における予察調査の結果、メイチュウ類による芯枯茎率は11.1%であり(図1、2)、国が定める発生予察調査実施基準では「多」に該当する。また、発生ほ場率は100%であった。

波照間島の防除員から、カンシャシンクイハマキの2月のトラップ誘殺虫数が500~600頭/週になるなど例年(150~300頭/週)に比べて多く、芯枯被害も増加傾向にあることが報告された。

2月下旬に実施した多良間島の新植夏植えほ場における調査の結果、芯枯茎率は14.6%、発生ほ場率は100%。芯枯茎の切開調査の結果、確認されたメイチュウ類の幼虫は、カンシャシンクイハマキが93%、イネヨトウが7%だった。

◎発生生態および被害
メイチュウ類共通
・被害ほ場およびイネ科雑草が発生源となり、ほ場に侵入する。
・ふ化幼虫は葉鞘の内側を下降して節部の芽や根帯から食入し、生長点を加害して芯枯を起こす(図3、4)。

左から、図3:芯枯茎、図4:茎内を食入する幼虫(提供:沖縄県病害虫防除技術センター)左から、図3:芯枯茎、図4:茎内を食入する幼虫(提供:沖縄県病害虫防除技術センター)

カンシャシンクイハマキ(図5)
・沖縄では年6~7世代を重ね、周年発生する。
・卵は葉や茎に1~数卵ずつ産み付けられ、1雌当たりの生涯産卵数は200~500卵に達する。
・被害はほ場内に散在する。

から、図5:カンシャシンクイハマキ、図6:イネヨトウ(提供:沖縄県病害虫防除技術センター)から、図5:カンシャシンクイハマキ、図6:イネヨトウ(提供:沖縄県病害虫防除技術センター)

◎イネヨトウ(図6)
・沖縄では年5~7世代を重ね、周年発生する。
・卵は葉鞘の裏側に卵塊で産み付けられ、1雌当たりの生涯産卵数は400~700卵に達する。
・初期被害はほ場周縁部で見られ、ほ場内でスポット状または畝に沿って被害が拡大する。被害が集中的に起こるため、生育初期に加害されると坪枯れを起こすこともある。

同所では次のとおり防除対策を呼びかけている。

(1)ほ場および周辺の除草を徹底する。
(2)培土時に土壌害虫の防除を兼ねた薬剤(粒剤)を施用する。
(3)茎葉への水和剤等の散布は、葉鞘内に薬液が十分に行き届くように丁寧に散布する。MEP単独成分の薬剤は感受性低下の報告があるため、他の剤を中心に散布する。
(4)薬剤防除後、2~3週間をおいて再度防除を行うことで防除効果が高まる。
(5)被害の多い地域では薬剤による一斉防除を行う。
※農薬の使用にあたっては、ラベルをよく読み、登録内容を確認して正しく使用する。

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