米価高騰背景、純利益55億円の「過去最高益」 木徳神糧25年12月期決算2026年2月13日
米卸大手の木徳神糧(鎌田慶彦社長)は2025年12月期決算で売上高が約1762億円、経常利益が約82億円となった。米穀事業の売り上げが大きく伸びた上に価格も高騰し、過去最高益につながった。ただ、足元では需給は大きく緩んでおり、同社は26年の予想で「利益半減」を見通す。

備蓄米、MA米も売上増に寄与
木徳神糧は2月13日、決算短信を発表した。
2025年12月期(2025年1月1日~12月31日)の売上高は1761.2億円(前年同期比148.1%)、営業利益は80.3億円(前年同期比337.6%)、経常利益は81.7億円(前年同期比328.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益は55.2億円(前年同期比320.4%)だった。
同社の売り上げの約85.9%を占める米穀事業の売上高が前年比56.7%増と大きく伸びた上、米価高騰に伴って販売単価が上昇した。政府備蓄米の取り扱い、国家輸入の枠でのMA取引、SBS取引も売り上げ増につながった。
需給緩み、26年は「利益半減」予想
もっとも、需給は大きく緩み、米価格は上流から下落を始めた。同社も2026年12月期の見通しについて「令和7年(2025年)産が流通し始めるも、価格高騰を背景に、消費者の購買意欲は減退。在庫消化の進捗が振るわず、流通各段階において在庫滞留が発生、価格動向が不透明に」(決算説明資料)と概括。26年12月期の業績予想は、売上高こそ2000億円(前年実績比+13.5%)としたものの、営業利益は40億円(前年実績比▲50.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益は30億円(前年実績比▲45.7%)と〝利益半減〟と見通した。
在庫と流動負債は増加
今回の決算短信でも、25年12月期の貸借対照表では流動資産のうち「商品・製品」(在庫)が前年の約35.4億円から約61.8億円へと増加。流動負債も約402億円から約566億円に増えた。同社は「厳しい環境の中、生産者と消費者の架け橋になる存在意義を発揮し、日本のコメ食文化を守り、コメ食のインフラ企業へと『ステージチェンジ』していく」(決算説明資料)としている。
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