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農薬:サステナ防除のすすめ2025

【サステナ防除のすすめ】IPM防除の実践(病害編) 生態系、環境に配慮(1)生物的防除とは2026年2月13日

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「サステナ防除のすすめ」の主体となるIPM防除技術であるが、化学的防除以外の防除法は、病害、虫害、雑草ごとに異なるのでそれぞれで整理しておいた方が防除戦略への活用が検討しやすくなると考えている。そこで、病害編、害虫編、雑草編の三つに分けて整理してみようと思う。まずはじめに病害防除に使用するIPM防除技術を整理してみよう。

予察情報を適切活用

1.IPM防除とは(共通概念)
IPM(Integrated Pest Management)とは、総合的病害虫・雑草管理と訳される技術で、生態系や環境に配慮しながら、利用し得る様々な防除技術を駆使し、組み合わせて行われる防除である。このIPMは、大きく分けて四つの防除戦略(生物的防除、物理的防除、化学的防除、耕種的防除)で構成されている。みどり戦略下、IPMは生物多様性や生態系への影響を配慮しつつ、作物栽培を管理するためにある病害虫雑草管理手法と考えられている。

2.IPM防除と発生予察の密接な関係

IPMを組み立てるにあたっては、病害虫雑草の発生状況に応じて、最適な組み合わせを選んで組み立てる必要がある。防除適期を知る手段の一つになるのが発生予察情報である。

つまり、何等かの発生予察情報が出された場合は、「病害虫雑草の発生リスク」が高まっていると考えてよく、速やかに対応した方が良い。

ただし、この発生予察情報は万能ではなく、注意報や警報が出ても、病害虫雑草の発生がそのとおりにならないこともある。これは、注意報や警報を発出したあとに気象などに変化があり、病害虫雑草の発生好適条件が無くなってしまうことがあるからである。

発出される発生予察情報の種類と内容は次のとおりである。

【表】発生予察情報の種類

3.病害防除における発生予察の活用の仕方

病害は、病原菌が作物に感染する前に予防的に防除することが高く安定した効果が得られる。なぜなら、病害の発生予察情報は、温度や湿度、降雨日数などから病原菌が発病するために適した日(感染好適日)や、糸状菌であれば胞子が飛散するのに適した日の出現回数などから感染リスクの高まりを調べたり、定点調査によって地域内の病害の発生状況を把握しながら病害の発生の可能性を予測できるからである。

警報が出される頃にはすでにかなり広がっている可能性が高いので、できるだけ「注意報」の段階で防除するようにした方がよい。

4.病害防除に活用されるIPM防除技術とは

では、その病害防除に使用される主なIPM防除技術を紹介していく。

主な防除技術はIPM防除では、これらを単独あるいは、複数組み合わせてより効率的な防除を目指すことになる。

【表】病害防除に活用されるIPM防除技術

(1)生物的防除

生物的防除とは、文字通り微生物などの生物を利用して病害を防除するものである。

現在農薬登録されている生物農薬が効果を発揮するメカニズムは、次のようなものである。

①病原菌の生活圏を奪う(養分、生息場所の競合)

②病原菌に取り付いて生育の邪魔をする

生物農薬も生物であるため、その効果を高めるためには、生物農薬が活動しやすい環境を整えてやる必要があり、一般の化学農薬と同じ使い方をすると十分な効果が得られないことが多い。

病害防除に使用される生物農薬の有効成分である微生物には、細菌、糸状菌、弱毒ウイルス、在来天敵昆虫といったものがあり、それらが病害の原因となる病原菌に対し、養分の競合、生育場所の競合、捕食・捕殺といった作用によって防除効果を発揮する。以下、種類ごとに概要を紹介する。

①細菌が成分のもの

有効成分となる細菌は、バチルス、ラクトバチルス、非病原性エルビニア、バリオボラックス、シュードモナス、アグロバクテリウムといった菌が使われている。

これらは、主として病原菌との競合によって防除効果を発揮する。いずれも、病原菌よりも先に作物に定着し、増殖する必要があるため、病害が発生する前の予防散布か発生はじめの病原菌がごく少ない時期までに使用する必要がある。製品のラベルをよく確認し、使用に適した条件(温度など)をよく守って使用するようにする。

②糸状菌が成分のもの

有効成分となる糸状菌には、トリコデルマ、タラロマイセス、コニオチリウムといったものがある。いずれも、作物には病原性がなく無害で、病原菌にのみ作用し、それぞれで防除できる病害が異なる。 

細菌と同様に病原菌よりも先に作物体に定着することで防除効果が高くなるので、農薬ラベルに記載の注意事項をよく守り正しく使用すること。

③弱毒ウイルス

人間でいう免疫療法と同じ仕組みである。病害の原因ウイルスに感染する前に、作物に弱毒ウイルス(作物に感染はするが病徴は出ないかごく軽傷で済む)を人工的に感染させ、あらかじめ病原ウイルスに対する免疫を獲得させることで病害を防ぐ。

④在来天敵昆虫

「タデ食う虫も好き好き」というが、在来の昆虫にうどんこ病を好んで食べるキイロテントウという虫がいる。うどんこ病は他の病原菌と異なり、作物の表面で菌糸を伸ばして生育するため、外部から直接触れることができる。このためかどうかは定かではないが、キイロテントウは、うどんこ病が発生している梨などの葉に飛来し、うどんこ病を食べてくれる。

ただし、実際にうどんこ病の防除に活用するためには、ある程度のキイロテントウの個体数が必要なところが難点だ。

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