JA全農が千葉県成田市でドローン実演会 KDDIと提携で農業用ドローン活用を加速2025年8月8日
全農はKDDI株式会社、KDDIスマートドローン株式会社(以下スマートドローン社)と6月24日に自律飛行型ドローンを活用した事業検討について基本合意書を締結した。自律飛行型ドローンを活用した農業分野におけるサービスを組合員や農作業受託事業者などに提供するため、2025年度から遠隔防除受託サービス実証に着手する。

取り組み内容を説明するJA全農ちば職員
着手にあたり、千葉県成田市にあるJA全農ちば営農技術センターで7月11日に、スマート農業現地研修(ドローン実演会)を開催し、全農職員約40人が参加した。昨今増加しているドローンの農業利用について、先進県である全農ちばのドローンプロフェッショナルサービス株式会社(以下DPS社)を作業委託先とした、目視内飛行による実演を行った。その後、スマートドローン社による目視外飛行を行い、最新技術の共有を行った。
DPS社はJA全農ちばと営農管理システム「Z-GIS」を活用し、効率的に共同防除を行っている。JAに対象圃場を「Z-GIS」で登録してもらい、圃場情報をJA全農ちば、DPS社と共有し、JA全農ちばやJAが散布に立ち会わなくてもDPS社が農薬散布できる体制を構築している。最近はドローンによるハウスの遮熱剤塗布の需要も増加しており、1ha規模のハウスで3日ほどかかる作業がドローン活用で4時間で行うことができることを確認している。今後も高温対策や危険が伴う高所作業の回避のため、注目されているドローンの活用方法と考えられる。
基本合意締結の様子((左)KDDI(株) 高木執行役員、(中)JA全農 日比常務理事、(右)KDDIスマートドローン(株) 博野代表取締役社長)
実演当日は強風のためドリフトを懸念して水の散布となったが、操縦飛行(飛行レベル1)とオートパイロット(飛行レベル2)のデモが行われた。オートパイロットは時速18kmで散布するが、操縦では時速20km以上でも散布可能であり、作業時間が異なった。
スマートドローン社は現在、農薬散布などの農業分野は未着手であるため、センシング用ドローン(SkydioX10)による①オペレーター1人によるドローン2台の目視外同時飛行、②成田から東京都板橋区にあるドローンの遠隔操縦、③自動車を障害物と見立てた自動回避の実演も行った。ドローンにはセンシングカメラが搭載されており、上空から撮影した圃場をリアルタイムでモニターから確認できる。30m上空から撮影したサツマイモも、はっきりと見ることができた。また、センシングカメラ以外に360°の様子を確認できるカメラもついており、ドローンが障害物に向かって飛行していても自動で回避する安全性を確認することができた。実演を受け、今後の農業用ドローンの活用について活発な意見交換が行われ、今後のスマート農業の可能性を大いに感じさせる研修となった。

KDDIスマートドローンによる2台同時飛行実演
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