【注意報】イチゴにうどんこ病 県内全域で多発のおそれ 大分県2026年2月6日
大分県農林水産研究指導センターは、イチゴにうどんこ病が県内全域で多発のおそれがあるとして、2月2日に令和7年度病害虫発生予察注意報第7号を発表した。
大分県農林水産研究指導センターによると、1月15〜16日に実施した巡回調査では、発生圃場率、平均発病株率、平均発病葉率、平均発病果率ともに平年より高かった(図1、図2)。
図1:病害虫発生予察巡回調査でのイチゴにおけるうどんこ病の発生状況(発生圃場率、発病株率)
図2:病害虫発生予察巡回調査でのイチゴにおけるうどんこ病の発生状況(発病葉率、発病果率)
発生圃場率:50.0%(平年:7.0%、前年:0%)
平均発病株率:9.6%(平年:1.3%、前年:0%)
平均発病葉率:2.1%(平年:0.3%、前年:0%)
平均発病果率:0.4%(平年:0.1%、前年:0%)
※発生圃場率は発生株率より算出
うどんこ病は気温20℃程度が最も発生しやすい。福岡管区気象台が1月22日に発表した1か月予報では、向こう1か月の平均気温は、平年並40%、高い確率20%と予測されており、引き続き好適条件が続く可能性がある。
同所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
(1)うどんこ病は、樹勢低下により発病が助長され、乾燥条件で被害が拡大しやすいため、適切な肥培および灌水管理に務めるとともに、適期収穫を徹底する。
(2)ハウス内の菌密度が高いほど発病しやすくなるので、発病果や発病葉は見つけ次第ハウス外に持ち出し、土中に埋める等の処分を行う。
(3)圃場内の観察を徹底するなど、本病の早期発見に努め、予防散布や初期散布に重点を置くとともに、葉裏まで十分薬剤がかかるよう散布圧などに留意して防除を行う。
(4)同病は、発病後の進展が早く、防除遅れが生じやすいため、発病初期から治療効果の高い薬剤を中心に散布する。
(5)同病の耐性菌を防ぐために、同一系統薬剤の連続使用は避け、ローテーション防除を心掛ける。ただし、炭酸水素化合物を薬効成分とする薬剤(カリグリーン、ハーモメイト水溶剤、ジーファイン水和剤等)は連用による耐性菌の出現は確認されていない。
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