「動かぬ新米」くっきり、1人当たり米消費の前年割れ10ヵ月連続 米穀機構12月調査2026年1月28日
1人1ヵ月当たりの精米消費量が10ヵ月連続で、前年同月と比べマイナスとなった。12月の前年同月比のマイナスはやや縮小したが、合計で▲6.3%、家庭内で▲9.1%で、「新米が動かない」という取引実態が改めて浮き彫りになった。
前年同月比割れが止まらない1人1ヵ月当たり米消費量
出所:米穀安定供給確保支援機構「米の消費動向調査」(令和7年12月分)
家庭内の消費は前年同月比▲9.1%
公益社団法人米穀安定供給確保支援機構(米穀機構)は1月26日、全国の消費世帯モニターを対象とした「米の消費動向調査」の12月分の結果を公表した。
モニター世帯の1人1ヵ月当たり精米消費量は4486gで、うち家庭内消費が2964g、中食・外食の消費量は1522gだった(有効調査世帯数は1819世帯)。前年同月と比べると、精米消費量は▲6.3%、家庭内消費量は▲9.1%、中・外食消費量は▲0.6%だった。全体では10ヵ月連続で前年同月より少なかった。11月にはわずかながら前年同月比プラスに転じた中・外食での消費量も、再びマイナスに沈んだ。
農水省の「米穀の取引に関する報告」でも、11月の販売数量は小売事業者向けが前年同月比92%、中・外食事業者向けが90%、合計で91%と落ち込みが目立つ。2025年産米は12月31日までに精米・袋詰めされたものが「新米」だが、出来秋以降、新米の消費は年内いっぱい振るわなかったことになる。
5kg3000円台での購入広がる
「精米購入経路別の購入単価」(複数回答)をみると、11月には1kg当たり856円だったスーパーが12月には823円に、ディスカウントストアは720円から657円に下がり、ドラッグストアはほぼ横ばいだが699円だった。5kg換算ではスーパーが4115円、ドラッグストア3495円、ディスカウントストア3285円となり、取引上流での価格下落が量販店等に広がり始めたのではないかとみられる。
重要な記事
最新の記事
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(97)JIRACの分類【防除学習帖】第336回2026年2月14日 -
シンとんぼ(180)食料・農業・農村基本計画(22)水田政策の見直し2026年2月14日 -
農薬の正しい使い方(70)アミノ酸合成阻害【今さら聞けない営農情報】第336回2026年2月14日 -
ローマで一度は訪れたい博物館――国立ローマ博物館【イタリア通信】2026年2月14日 -
【人事異動】JA全農 部課長級(4月1日付) 2月13日発表2026年2月13日 -
全中トップフォーラム【情勢報告】JA全中常務 福園昭宏氏 役職員で意義共有を2026年2月13日 -
【実践報告①】JA十和田おいらせ組合長 畠山一男氏 支店長を核に出向く活動2026年2月13日 -
【実践報告②】JAセレサ川崎組合長 梶稔氏 相談体制と職員育成に力2026年2月13日 -
【実践報告③】JA富山市組合長 高野諭氏 トータルサポート室奏功2026年2月13日 -
【実践報告④】JAたじま組合長 太田垣哲男氏 "地域ぐるみ"接点強化2026年2月13日 -
【実践報告⑤】JAえひめ中央理事長 武市佳久氏 新規就農の育成に力2026年2月13日 -
【実践報告⑥】JA鹿児島みらい組合長 井手上貢氏 "考動"し実践する職員に2026年2月13日 -
【特殊報】キュウリ退緑黄化病 県内で初めて発生を確認 三重県2026年2月13日 -
【サステナ防除のすすめ】IPM防除の実践(病害編) 生態系、環境に配慮(1)生物的防除とは2026年2月13日 -
【地域を診る】気仙沼・陸前高田を訪ねて 「思い込み」からの解放を 京都橘大学学長 岡田知弘氏2026年2月13日 -
【サステナ防除のすすめ】IPM防除の実践(病害編) 生態系、環境に配慮(2)物理的防除法2026年2月13日 -
【サステナ防除のすすめ】IPM防除の実践(病害編) 生態系、環境に配慮(3)耕種的防除法2026年2月13日 -
2週連続で価格上昇 スーパー米価5kg4204円 高止まり、いつまで2026年2月13日 -
米価高騰背景、純利益55億円の「過去最高益」 木徳神糧25年12月期決算2026年2月13日 -
【26年度生乳生産】5年連続減産、初の都府県300万トン割れか2026年2月13日


































