【特殊報】ショウガ褐色しみ病 県内で初めて発生確認 岡山県2026年3月16日
岡山県病害虫防除所は、県内でショウガ褐色しみ病の発生を初めて確認。これを受けて、3月9日に令和7年度病害虫発生予察特殊報第3号を発表した。
写真1:根茎の褐変症状(白丸)(提供:岡山県病害虫防除所)
岡山県病害虫防除所によると、2025年10月に津山市のショウガ栽培ほ場で、根茎に褐変が生じている株が確認された(写真1)。岡山県病害虫防除所において、分離菌のショウガ根茎への病原性の確認、形態観察を行い、神戸植物防疫所に同定依頼したところ、同県では未発生のMusidium stromaticumによるショウガ褐色しみ病であることが確認された。
国内では2019年に高知県で初発生が確認後、和歌山県での発生が確認されている。また、鹿児島県で、同菌による茎枯症状が報告されている。
病徴としては、ショウガの根茎表面に褐色で円形~不整形、1~2mmの小型の斑点又は10~20mm程度の斑点が形成される(写真1)。詳細な生態は不明だが、土壌伝染及び種根茎を介して伝染すると考えられている。
写真2:分離菌の形態的特徴(分生子柄と分生子)※スケールバー:10μm(提供:岡山県病害虫防除所)
同所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
(1)定植前に太陽熱土壌消毒等を実施する。
(2)健全な種根茎を使用する。
(3)同症状が確認されたほ場で用いた資材や機材、長靴などを別ほ場で使う際は、消毒や洗浄を十分に行う。
(4)3月2日現在、同病に対して、ベンレート水和剤(1000倍散布、収穫21日前まで、2回以内)及びトリフミン水和剤(1000倍散布、収穫前日まで、5回以内)の登録がある。
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