2026年賀詞交換会を開催 クロップライフジャパン2026年1月7日
クロップライフジャパンは、2026年賀詞交歓会を1月6日、東京・大手町の経団連会館で行った。農林水産省、農薬メーカー、学識経験者など関係者約330人が集まった。
岩田浩幸会長(日本農薬株式会社)
クロップライフジャパンの賀詞交換会で挨拶に立った岩田浩幸会長(日本農薬株式会社)は、2025年の国内農業は記録的な高温や集中豪雨により厳しい一年だったと振り返った。夏の平均気温や年間平均気温はいずれも平年を大きく上回り、地球温暖化の進行を実感する年となったほか、各地で農業被害が発生し、被災者へのお見舞いの意を示した。
米不足による米価上昇と増産の流れの中、猛暑は米の品質確保に大きな課題となり、稲カメムシなど斑点米カメムシ類の被害面積が前年より約1.3倍に拡大した。一方で、農薬を含む病害虫防除の重要性が改めて認識された年でもあったと述べた。最終的な作況指数は102、一等米比率は75.7%と、関係者の適切な防除対応により一定の成果が得られたと評価した。
2025年もラニーニャ現象の影響で高温が予想されるとして警戒を呼びかけるとともに、2025農薬年度の国内農薬出荷金額は3,853億円と前年比5.5%増となったことを報告。製造コストや原材料価格の上昇、ならびに防除需要の増加が背景にあるとした。世界の農薬市場についても、今後は安定的な成長が見込まれるとの見通しを示した。
政府が策定した食料・農業・農村基本計画に触れ、防除ニーズに対応した農薬の確保や新規農薬登録、再評価制度の円滑化が重要であると指摘。農薬は食料供給困難事態対策においても重要な資材に位置付けられていると述べた。
クロップライフジャパンとしては、研究開発投資を通じたイノベーションの推進、科学的根拠に基づく情報発信、国際的な連携強化を進め、日本と世界の食料安全保障と持続可能な農業への貢献を目指す考えを示し、関係者の発展と新年の飛躍を祈念して挨拶を締めくくった。
農林水産省消費・安全局 坂勝浩局長
続いて、農林水産省消費・安全局の坂勝浩局長が来賓代表として挨拶、乾杯の発声は佐藤祐二副会長(日産化学株式会社 専務執行役員)、中締めは井上雅夫副会長(住友化学株式会社 執行役員)がそれぞれ務め、盛会のうちに終了となった。
佐藤祐二副会長(日産化学株式会社 専務執行役員)
井上雅夫副会長(住友化学株式会社 執行役員
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