離島の乳牛を救うデジタル診療 八丈島「ゆーゆー牧場」で遠隔診療の実証実施2026年2月19日
デザミスとスカラコミュニケーションズは、日本大学生物資源科学部獣医学科の堀北哲也教授、および八丈島乳業(東京都八丈島)と協力し、離島における獣医療課題の解決のため、牛の総合診療サポートツール「U-メディカルサポート」による遠隔診療を実施した。
八丈島乳業が運営する「ゆーゆー牧場」
日本の畜産現場では、獣医師の高齢化や偏在による「獣医師不足」が深刻な課題となっている。特に、八丈島のような離島では、専門的な知識や経験を持つ獣医師が必要なときにすぐ現地へ駆けつけることが難しく、十分な診療体制を維持しにくい状況にある。
高品質な乳製品を支える牛の健康をどう守るかという現場の課題を解決するため、場所を選ばずに専門医の知見を現場へ届ける「遠隔診療」の体制構築が強く求められている。

今回の実証では、八丈島の豊かな風土でジャージー牛を飼育する「ゆーゆー牧場」の乳牛に対し、日本大学の堀北教授が神奈川県藤沢市のキャンパスから遠隔診療を実施。牧場スタッフが「U-メディカルサポート」を通じて牛の様子を伝え、堀北教授が約300km離れた場所からリアルタイム映像を用いて乳牛の様子を確認、必要な診断を行った。
診療結果は、その場で「U-メディカルサポート」により電子カルテ化され、これまで紙や口頭での管理が中心だった離島での診療情報をデジタル化。継続的な記録の蓄積や、将来的なデータ活用に向けた基盤を整えた。
物理的な距離という制約をデジタル技術で解消し、移動時間をゼロにしながらも、専門医の知見を現場に届けられること、診療内容を正確に記録・共有できることを確認。これにより、離島においても質の高い診療支援と効率的な情報管理が両立可能であることを示した。
デミサスは今回の実証成功を踏まえ、「U-メディカルサポート」への診療データ蓄積に加えて、センサーによる24時間行動モニタリングの活用「U-motion」とのシステム連携を推進していく。
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