放牧の推進を図る情報交換会開催 農研機構2013年10月11日
水田・里山放牧推進協議会設立10周年記念
乳牛・肉牛にかかわる水田・里山放牧の技術開発と普及推進をはかる「水田・里山放牧推進協議会」は、今年設立10周年を迎える。そこで、今年の情報交換会では最新の関連技術や各地での取組事例の情報交換を行い、今後の放牧を活用した畜産の普及促進について検討する。
小規模移動放牧技術などを活用した経営内放牧の普及で、各地域で水田や遊休地を活用するマニュアルが多く発行されるとともに、放牧に取組む農家も増え、水田放牧の面積や放牧頭数は増えてきている。その一方で、中山間地を中心とした耕作放棄地面積の増大に歯止めがかかっていない。
耕作放棄地は自給率向上のためにも、飼料生産の場として有効活用すべき対象であり、加えて労働力不足、担い手高齢化により乳牛・肉牛の生産現場では労力軽減への期待がきわめて高。そうしたなかでの放牧の活用は不可欠であり、その拡大が求められている。さらに、放牧による農地保全管理への潜在的需要も高いと、同協議会ではみている。
こうしたことを背景に、今回の「10周年記念情報交換会」では、全国の放牧技術者・関係者に最新の関連技術を発表してもらうと同時に、各地域での取組み事例による情報交換を行い、今後の放牧を活用した畜産の普及促進について検討していく。
◇
【情報交換会の概要】
平成25年度「水田・里山放牧推進協議会設立10周年記念情報交換会」
日時:10月31日13:10?16:30
場所:農研機構畜産草地研究所那須研究拠点GGホール(栃木県那須塩原市千本松768)
情報交換会の内容
▽基調講演:放牧を活用した農村再生の道 ジャーナリスト・吉田光宏
▽話題提供:神津牧場常務理事・清水矩宏(初代会長)
▽同:農水省畜産振興課課長補佐・丹菊将貴
▽同:農研機構畜産草地研究所上席研究員・井出保行
▽事例報告:「水田地帯での放牧酪農経営」酪農家・上野裕(茨城)
▽同:「遊休地を活用した肉用牛繁殖経営への新規参入」肉用牛繁殖農家・瀬尾亮(栃木)
問い合わせは農研機構ホームページで。
重要な記事
最新の記事
-
【欧米の農政転換と農民運動】環境重視と自由化の矛盾 イギリス農民の怒りの正体と運動の行方(2)駒澤大学名誉教授 溝手芳計氏2024年4月26日
-
【注意報】麦類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2024年4月26日
-
【注意報】麦類に赤かび病 県内で多発のおそれ 熊本県2024年4月26日
-
【注意報】核果類にナシヒメシンクイ 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2024年4月26日
-
【注意報】ムギ類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 愛知県2024年4月26日
-
「沖縄県産パインアップルフェア」銀座の直営飲食店舗で開催 JA全農2024年4月26日
-
「みのりカフェ博多店」24日から「開業3周年記念フェア」開催 JA全農2024年4月26日
-
「菊池水田ごぼう」が収穫最盛期を迎える JA菊池2024年4月26日
-
「JAタウンのうた」MV公開 公式応援大使・根本凪が歌とダンスで産地を応援2024年4月26日
-
中堅職員が新事業を提案 全中教育部「ミライ共創プロジェクト」成果発表2024年4月26日
-
子実用トウモロコシ 生産引き上げ困難 坂本農相2024年4月26日
-
(381)20代6割、30代5割、40/50代4割【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年4月26日
-
【JA人事】JA北つくば(茨城県)新組合長に川津修氏(4月20日)2024年4月26日
-
野菜ソムリエが選んだ最高金賞「焼き芋」使用 イタリアンジェラートを期間限定で販売2024年4月26日
-
DJI新型農業用ドローンとアップグレード版「SmartFarmアプリ」世界で発売2024年4月26日
-
「もしもFES名古屋2024」名古屋・栄で開催 こくみん共済coop2024年4月26日
-
農水省『全国版畜産クラウド』とデータ連携 ファームノート2024年4月26日
-
土日が多い曜日まわり、歓送迎会需要増で売上堅調 外食産業市場動向調査3月度2024年4月26日
-
鳥インフル 英国からの生きた家きん、家きん肉等 一時輸入停止措置を解除 農水省2024年4月26日
-
淡路島産新たまねぎ使用「たまねぎバーガー」関西・四国で限定販売 モスバーガー2024年4月26日