JAの活動:今さら聞けない営農情報
農薬の正しい使い方(33)【今さら聞けない営農情報】第299回2025年5月24日
「いまさら」では農薬を正しく、安全に、しかも高い効果を得るため、農薬の正しい使い方の基礎知識をご紹介しようと考えています。農薬の防除効果は、有効成分をいずれかの方法で作物に付着または吸着させることができてはじめて発揮されますので、高い効果を発揮させるには、有効成分をいかに効率よく作物に付着させるかが鍵となります。そこで、水和剤や乳剤、液剤、フロアブル剤など水に希釈して散布する剤型を題材に、前回までにそれらを効率的に作物へ付着させる方法について整理し、実際に散布する際に気を付けなければならない条件について紹介してきました。
今回は製剤をそのまま散布する農薬の散布機械紹介のつづきです。
1.人力散布器(つづき)
(2) フロアブル散布器
水稲除草剤には希釈せずに散布するフロアブル剤があり、農薬のボトルに入っている液状の製剤を希釈せずにそのまま水田に散布します。一番オーソドックスな散布方法は、ボトルを手に持って、水田畦畔を歩きながら一定間隔で開封したボトルを水田内に向かって振りだすことで一定量のフロアブル剤がボトルから飛び出して水田内に散布する方法です。ほとんどのフロアブル剤が畦畔を一回りしながらボトル内1本(500ml)分の薬液を10aの水田に全部振り入れれば散布終了です。振り入れるのは、2~3歩に1回程度でよく、粒剤のように均一散布しなくても、田面水中を有効成分が拡散して綺麗に拡がってくれます。また、水田が10aより大きく水田の幅が広いなどには、手で散布するよりも遠くまで薬液を飛ばすことができる加圧式の専用散布器で散布する方法もありますので適宜活用すると良いでしょう。
なお、製品によっては水田へ入水する際に水流にフロアブル剤をドボドボと流し入れるだけで散布が完了する水口処理が可能な製品もあります。この場合、入水がオーバーフローしないように注意する必要はありますが散布労力は大幅に少なくすることができる方法です。
いずれにしても、フロアブル剤は拡散性が良い製剤で大雑把に散布しても水の中を均一に拡散して効果を示しますが、その拡散性は水田の中に水が一定量が入っている湛水状態(水深5cm程度)ではじめて本領を発揮します。このため、フロアブル剤を散布する際には必ず湛水状態で散布するよう心がけていく必要があります。
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