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【注意報】水稲の斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 山口県2025年7月8日

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山口県病害虫防除所は、水稲の斑点米カメムシ類(アカスジカスミカメ、クモヘリカメムシ、イネカメムシ等)が県内全域で多発のおそれがあるとして、7月7日に令和7年度病害虫発生予察注意報第1号を発表した。

写真1:クモヘリカメムシ成虫(体長15~17mm)と写真2:アカスジカスミカメ成虫(体長5~6mm)(提供:山口県病害虫防除所)(提供:山口県病害虫防除所)

山口県病害虫防除所によると、県内3か所の予察灯における6月1日~6月30日の斑点米カメムシ類の誘殺数は1721頭(平年421.5頭)で平年に比べ多く、特に下旬に急増している。また、6月下旬に行った極早期栽培地域のイネ科雑草地20回すくい取り調査では、1ほ場当たり虫数286.4頭(平年81.2頭)で平年に比べ多かった。

写真3:イネカメムシ成虫(体長16mm程度)と写真4:斑点米(提供:山口県病害虫防除所)写真3:イネカメムシ成虫(体長16mm程度)と写真4:斑点米(提供:山口県病害虫防除所)

福岡管区気象台が7月3日に発表した1か月予報によると、向こう1か月は気温が高く、曇りや雨の日が少ない見込み。斑点米カメムシ類の活動に好適な条件が予測されている。

同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。

(1)畦畔、休耕田等の草刈り
斑点米カメムシ類が増えるのを避けるため、出穂2週間前までに畦畔等の草刈りを実施する。それ以降もイネ科雑草(エノコログサ、メヒシバ、ヒエ等)の穂が出ないように管理する。

(2)薬剤防除
〇防除時期(液剤等):穂揃期と穂揃期7日後。ただし、イネカメムシの発生が認められるほ場では、出穂期と出穂期7日後
〇粒剤で防除を行う場合は、液剤より3~4日早く散布する。
〇防除後、ほ場での発生状況を確認し、斑点米カメムシ類の発生が認められる場合は、さらに7日後の追加防除を実施する。
〇防除薬剤は、山口県農作物病害虫・雑草防除指導基準による。

<防除上注意すべき事項>
(1)出穂期にイネカメムシによる集中的な吸汁を受けると、不稔穂が発生し収量に影響を与えるため、周囲より出穂が早いほ場は特に発生に注意する。
(2)水稲出穂後の草刈りは、斑点米カメムシ類の水稲への移動を促し、加害を助長するので避ける。
(3)防除時期に畦畔に出穂したイネ科雑草がある場合は、畦畔も含めて薬剤防除を実施する。
(4)斑点米カメムシ類は広範囲に移動するので、広域で一斉防除すると効果が高い。
(5)粒剤は、クモヘリカメムシ、イネカメムシ等の大型カメムシに対しては効果が劣るため、防除後の効果をよく確認する。
(6)防除にあたっては、適正な薬剤散布作業の実施、農薬使用基準の遵守、ミツバチ被害軽減対策など安全で効果的な防除に努める。

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