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【稲作農家の声】被災農家も「米が作りたい」 国は本気の支援を 宮岸美則・石川県農民連会長2025年6月12日

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6月11日、「政府は国民の主食・米に責任を持て」と訴える緊急行動が農水省前で行われた(農民連呼びかけ)。石川県から駆け付けた兼業農家・宮岸美則さんは、復興が遅れる被災地の苦境と、それでも頑張る農家の思いを語った。

【稲作農家の声】被災農家も「米が作りたい」 国は本気の支援を 宮岸美則・石川県農民連会長

今日はいてもたってもいられない思いで農水省前に来た。私は石川県の金沢の隣の平野部で兼業農家をしている。

被災者支援に備蓄米出さず
私たちはこの間、「避難している被災者に政府備蓄米を出してくれ」と、北陸農政局に4回、農水省本省にも要請しました。「米はありますが、簡単には出せません。石川県や地元市町村から要請が来れば出す」という回答で、なかなか備蓄米を出しませんでした。

ところが農林水産大臣が小泉氏に変わった途端、米を出した。被災して大変な時に米を出さなかった農水省が何ということだと、大臣に直接言いたい。

木が流れ着き荒れた田
去年は、1月の能登半島地震の後、9月に集中豪雨と大洪水に見舞われ被災した。(地元の)農家が「これで終わりか。田んぼに木が流れ着いて山は崩れて、もう農業はやれない」「あきらめようか、でも作りたい」という思いを語ってくれた。

マスコミのみなさんに言いたい。1年5ヵ月たって、能登半島の小さな集落の実態は報道されていない。「田んぼに流れてきた材木が片付けられない。何とかしてほしい」と訴えている。

50年前から続く「米作るな」政策
私は今78歳だ。中学校の頃から親の手伝いで農業をしてきた。1971年、50年前から減反が始まった。農家は「米作るな」と言われたらどうするか。それがずっと続いてきて、今日に米不足になったのではないか。

作りたい。アメリカなどから(米を)輸入するなら、それを止めて、米作らせろ!

米価下がっても報じず、高騰でようやく
さらにここ20年ほどの間、米価が下がり続けてきた。「米作って飯食えない」と農民連は訴えてきたが、米が下がった時、農家が苦しんでいるときは報道されなかった。ようやく米不足と物価高で報道されるようになった。それはありがたいことだ。さらに報じてほしい。

「こんなうれしいことはない」
農水省のみなさん。この霞が関から能登半島に来て、歩いて実態を見て欲しい。米が作れない。それでも頑張って、「去年は作れなかったが、農道を何とか直して今年は作れる。こんなにうれしいことはない」というのが農家の声だ。

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