2026年1月に湛水直播機を発売予定 アタッチメントで3方式に対応、同時施薬機も共着 クボタ2025年7月28日
クボタは2026年1月に、湛水直播（は）用の鉄コーティング直播機（多目的田植え機用アタッチメント）を発売する予定だ。高速・高精度の点播機構を備え、各種アタッチメントで3方式の播種に対応する。同時施薬機の共着も可能。メーカー希望小売価格（税込）は20万3500 ～ 117万7000円。
NDS-800F（田植機NW80S-PF-GSに装着）
直播機は、2つのブラシで籾を傷めることなく正確に安定して調量し、田面から約20cmの低位置から籾を繰り出し、まとめて播種する。これにより高速かつ高精度の点播が可能となり、条播に比べて風通しが良くなり、苗の成育が促進される。
さらに、各種アタッチメントの装着により、表面播種・表面埋設播種・土中埋設播種の3方式に対応。多様化するコーティング籾にも対応する。
すべての播種方式に、直播同時施薬機（SYシリーズ）の共着が可能で、手散布が不要となり、作業の効率化と省力化を実現。また、土中施薬により薬剤の効果が安定し、飛散による周辺環境への影響も抑制できる。過剰散布やムラを防ぎ、薬剤の節約にもつながる。
直播同時施薬機（SYシリーズ）
直播同時除草剤散布機（CS-100）も標準装備され、運転席から入／切の操作に対応する。あぜぎわスイッチの操作と連動し、左右の散布切換えも可能になる。「ソナー取付キット」の装着で、アグリロボ田植機との連携作業にも対応し、補給回数の削減による省力化が期待できる。
ラインナップは、6条用のNDS-600Fと8条用のNDS-800F。対応アタッチメントは「土なかくん（直播同時殺虫殺菌剤施薬機）」「カルパーキット籾アタッチ」「アグリロボ無人仕様用ソナーキット」「べんがらモリブデン直播対応キット」が用意される。
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