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【注意報】果樹カメムシ類 第1世代の発生早まり、成虫が急増 秋田県2025年7月28日

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秋田県病害虫防除所は、りんご、なし、ももに果樹カメムシ類(チャバネアオカメムシ、クサギカメムシ)が全県で多発のおそれがあるとして、7月25日に令和7年度病害虫発生予察注意報第3号を発表した。

表1:りんご防除適期決定ほ及びなし防除適期決定ほのチャバネアオカメムシフェロモントラップにおける果樹カメムシ類の誘殺数(頭)(7月1~4半旬)

秋田県病害虫防除所によると、りんご防除適期決定ほ(4地点)およびなし防除適期決定ほ(3地点)のチャバネアオカメムシフェロモントラップにおける7月1~4半旬の果樹カメムシ類の誘殺数の合計は2626頭(平年73.8頭)で平年を大幅に上回り(表1)、そのうちチャバネアオカメムシの誘殺数は7月1半旬に急増した(図1)。

図1:防除適期決定ほのチャバネアオカメムシフェロモントラップにおけるチャバネアオカメムシの誘殺数の推移(りんご4地点、なし3地点合計)

6月中旬の巡回調査や予察ほにおいてチャバネアオカメムシのふ化幼虫が確認されたことから、6月1日を産卵日と仮定した有効積算温度計算シミュレーション(JPP-NET、気象観測地点:横手)によると、チャバネアオカメムシの第1世代成虫の発生時期は7月5日と推定された。

表2:予察灯調査における果樹カメムシ類の誘殺数(頭)(7月1~4半旬)

予察灯調査(6地点)において7月1~4半旬の果樹カメムシ類の誘殺数の合計は1289頭(平年48.3頭)で平年を大幅に上回り(表2)、そのうちクサギカメムシの誘殺数は7月4半旬に急増した(図2)。

図2:予察灯調査におけるクサギカメムシの誘殺数の推移(6地点合計)

6月中旬の巡回調査や予察ほにおいてクサギカメムシのふ化幼虫が確認されたことから、6月1日を産卵日と仮定した有効積算温度計算シミュレーション(JPP-NET、気象観測地点:横手)によると、クサギカメムシの第1世代成虫の発生時期は7月19日と推定された。

7月中旬のりんご巡回調査(20地点)における被害果率は0.6%(平年0.2%)、同地点率は40.0%(平年18.5%)でいずれも高かった。

7月24日に仙台管区気象台が発表した東北地方1か月予報によると、向こう1か月の気温は高い予報。以上のことから、今後、りんご、なし、ももの園地において果樹カメムシ類(チャバネアオカメムシ、クサギカメムシ)の越冬世代に加えて第1世代成虫の飛来数が多くなり、果実被害が更に多くなると予想される。

同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。

(1)園地への飛来数は地域による差が大きいため、飛来状況をよく観察する。特に山間部や山林に隣接する園地では注意する。

(2)成虫が次々に飛来し、果実被害が懸念される場合には、各樹種ごとに表3~5に示す薬剤で直ちに防除を実施する。

表3:りんごのカメムシ類防除薬剤一覧

表4:なしのカメムシ類防除薬剤一覧

表5:もものカメムシ類防除薬剤一覧

(3)園地への飛来が長期にわたる場合は、薬剤を10日間隔で2~3回連続散布する。

(4)ピレスロイド系剤(RACコード:3A)は、多発時の防除に適するが、天敵類に影響を及ぼし、ハダニ類などの多発を引き起こすおそれがあるため、連用しない。

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